6月14日(木曜日)、日本オーガニックコスメ協会は、都内の女子大学で、オーガニックコスメの講義をしました。


今回のオーガニックコスメの講義は、跡見学園女子大学(文京区)の宮崎正浩ゼミからの要請によって実地しました。

講義の内容は、一般コスメとオーガニックコスメの違い、世界のオーガニックコスメ認証基準、日本のオーガニックコスメ市場についてと、多岐にわたりました。

ゼミの生徒さんたちからは、オーガニックコスメについて、日ごろから抱いていた質問が積極的に述べられました。

この協会が行った講義には、二つのオーガニックコスメメーカーが、具体的な例として、協力参加してお話ししてくれました。

ひとつは、国産オーガニックコスメメーカー「アルテ」。広報の関恵さんは、オーガニックを称していても、合成成分が入りまじっている製品も多い現状にあって、徹底して天然成分100%で作ることにこだわっていることを話しました。

もうひとつは、国産シルクで化粧品を作っていきたいと考えている「松田養蚕場」。「シルクには、紫外線カットや保湿効果など、数多くのすぐれた美容効果がある」と語る松田道夫さんの言葉に、生徒さんは新鮮な面持ちで耳を傾けていました。

講義が終わって、オーガニックコスメは、環境保全や、地域活性化につながることについて、生徒さんから大きな関心が寄せられました。また日本は、世界の中でも、もっとも早くオーガニックコスメという言葉が登場し、今では、まさにオーガニックコスメ先進国であることを知って、「外国から来たものと思っていた」という感想を述べる生徒さんもいました。

若い世代の女性たちがオーガニックコスメに関心を抱くことは、いずれ家族や子供たちの健康を守る立場になることを考えても、大きな意義があることを改めて実感しました。オーガニックコスメは、決して一時的な流行ではなく、21世紀の地球環境と共存する暮らしや仕事を具体的に差し示す重要なポイントです。ぜひ次世代の方々に、積極的に知ってもらい、その可能性についてさらなる広がりを探ってほしいものです。