日本オーガニックコスメ協会が主催する「JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座」の内容と、JOCA認定資格を得た後、それぞれの方々の活動について紹介しています。

セラピスト 4月号
掲載記事
セラピスト 4月号 30p~31p

前回の「化粧品に欠かせない防腐剤」という記事では、一般化粧品に最もよく使われている合成防腐剤パラベン、そして無添加やナチュラルやオーガニックを称する化粧品に合成防腐剤フェノキシエタノールが使われていることを述べました。パラベンもフェノキシエタノールも環境ホルモン性が疑われています。
「でもヨーロッパのオーガニックコスメマークがついている化粧品なら、合成成分は全く入っていないから大丈夫」。そんなふうに思っていませんか? 実際、ネットにもよくそんな言葉が出てきます。
実はそうではありません。
ヨーロッパの「コスモス認証」マークや「エコサート認証マーク」では、石油由来の防腐剤が「使用可」になっています。

では、どんな合成防腐剤が「使用可」になっているのかというと、「安息香酸Na」,「ソルビン酸K」、「サリチル酸Na」,「ベンジルアルコール」、「デヒドロ酢酸塩」の5種類が「使用可」です。いずれも石油原料から作られた化学物質です。
「だけどヨーロッパのオーガニックコスメ認証が『使用可』にしている合成防腐剤だから、石油でも安全な成分なのでは」と思うかも。残念ながら、これらはすべて「旧表示指定成分」に該当するので、アレルギー性があることがわかっています。
とくに「安息香酸Na」は、アレルギー性だけではなく、ベンゼン環を含む構造から、環境ホルモンになる可能性があります。
それにしても何故、ヨーロッパのオーガニックコスメ認証基準において、そのような合成防腐剤を認めたのか理由はよくわかりません。おそらくヨーロッパのオーガニックコスメは、世界中に向けて販売されるので、確実に効果がある合成防腐剤が必要というメーカーの声が強かったからではないでしょうか。

そのほかに最近のオーガニックコスメと称する化粧品に、よく使われるようになったのがプロパンジオールです。
プロパンジオールには、もともと石油から作られていた合成成分で、別名「1-2-プロパンジオール(PG)」。しかし近年は、トウモロコシの糖を発酵させて作られるようになったプロパンジオールも登場しました。こちらは別名「1-3-プロパンジオール」ですが、従来の石油由来のプロピレングリコールに代わる植物由来の防腐剤として注目されるようになりました。
トウモロコシ由来のプロパンジオールは、防腐効果を出すには配合量が多くなるため、全成分の前の方に出てきます。
水、グリセリン、BG、ブドウ果実水、プロパンジオール、ペンチレングリコール 加水分解コメエキス、リンゴエキスまたはリンゴ果実エキス、ソウハクヒエキス 加水分解ダイズエキス(黒大豆)フィチン酸、アラリアエスクレンタエキス、ラミナリアディギタータエキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、ジグリセリン、キサンタンガム、クエン酸Na、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、クエン酸
トウモロコシ由来のプロパンジオールについては、「原料が植物なので天然成分」と思われるかもしれませんが、植物からも、高温高圧の設備を使って自然界にない合成成分を作ることが出来ます。つまり植物原料=天然成分ということにはならないわけで、この辺りは要注意です。
トウモロコシ由来のプロパンジオールは、石油由来のプロパンジオールよりも肌にやさしいと言われていますが、自然界にない合成成分であることには変わりなく、防腐効果もあることを考えると、潤いを保つのに必要な常在菌(美肌菌)を減らしてしまう可能性もあり、乾燥肌になってしまう不安があります。
合成防腐剤は、素肌にいる常在菌をほぼ一掃してしまうだけではなく、「経皮毒」として、深刻な病気を誘引する可能性があるので是非とも避けてほしい成分です。

では、天然成分100%を基準とする「JOCAマーク」を取得したオーガニックコスメでは、どのような防腐剤を使っているのでしょうか?
JOCA基準では、防腐剤も合成成分ではなく、天然成分を使うことを基準としています。
天然成分の防腐効果作用がある植物としては、たとえば次のようなものがあります。
これらは植物の中でも抗酸化力がとくに高い働きを持っています。とはいえ実際に化粧品を作る際には、ただひとつでは効果が弱いため、いくつかを組み合わせて使うことで防腐効果を高めています。


市販の化粧品にとって欠かせない成分が防腐剤です。
確かに冷蔵庫に入れなくても、濁ったりカビが浮かぶこともありませんよね。
市販の化粧品は、通常、3年以上持つように作られています。そのためぜひとも必要になるのが防腐剤です。でもその防腐剤は、肌にとって問題はないのでしょうか?

化粧品はナチュラルな度合いから見ると、一般的な合成成分主体のコスメ、無添加コスメ、ナチュラルコスメやオーガニックコスメなどに分かれています。その際、防腐剤として何が使われているのかを見ると、どんな範疇に入るコスメなのかがだいたいわかります。
現在、最もよく一般的な化粧品に使われている防腐剤がパラベンです。
化粧品の全成分を見ると、その最後の方に、防腐剤の名前が出てきます。
ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)、BG、ペンチレングリコール、水、メチルパラベン
ほとんどの場合、防腐剤は、化粧品の全成分の最後のほうに記されています。この化粧水ではメチルパラベンが防腐剤に使われていますが、これもパラベンと同じ仲間です。
パラベンはそのほかにプロピルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベンなどの種類がありますが、いずれも石油から合成される化学物質です。

パラベンは、たった1%の配合で防腐効果が出てきます。
つまり100mlの化粧水に、ほんの1ml入れるだけで、3年間防腐が出来るわけです。
でも近年、このパラベンは、環境ホルモン(偽ホルモン)になるのではという報告が出ています。パラベンは、環境ホルモンとして体に影響を及ぼす可能性があるというのです。
たとえば毎月、1本の化粧水を使っていると、半年で、6mlのパラベンが「経皮」を通じて体内に入ることになります。
「6カ月でたった6ml。だったらそれほど問題はないのでは?」と思ってしまうかもしれませんね。
いえいえ、6mlはあまりにも多い量です。
というのも私たちの体内で、一生涯に作られる女性ホルモンの量は、たったティースプーン1杯分、つまり5mlほどしか作られません。
もともとホルモンは、その細胞のところにいって、「細胞を増やして!」などと指令を出す働きをします。
例えば環境ホルモンであるパラベンは、本当に細胞を増やす必要もないのに、女性の胸や子宮周りの細胞のところにいってそのような指令を出してしまう可能性があるのです。
近年、乳がんや子宮関係の病気に悩む女性が若年層の間でも増えていますが、化粧品と無関係とは言い切れない現実があります。

パラベンの次によく使われる合成防腐剤がフェノキシエタノールです。
フェノキシエタノールは、ナチュラルコスメ、無添加化粧品そしてオーガニックコスメと称する製品にもよく使われています。
オトギリソウエキス,メリロートエキス,オランダカラシエキス,エタノール,ポリエチレングリコール,カルボキシビニルポリマー,エデト酸二ナトリウム,シロキクラゲ多糖体,ピロ亜硫酸ナトリウム,ローズマリー油, フェノキシエタノール,香料
この美容液の防腐剤は、最後から2番目にあるフェノキシエタノールです。フェノキシエタノールは、パラベンと同じく、約1パーセントで効果を発揮し環境ホルモンになりうる可能性があります。つまりパラベンと同じ程度の毒性がある合成防腐剤なのに、何故、ナチュラルコスメや無添加コスメに使われているのでしょうか?
その理由は意外なところにあります。
1980年に旧厚生省が作った、アレルギー性があるとした「102種類の旧表示指定成分」のリスト中にパラベンは入っていましたが、フェノキシエタノールは入っていなかったからです。当時フェノキシエタノールは、まだあまり使われていない防腐剤だったからです。
化粧品の成分は数多く、全成分を見て、何から作られているのかを把握するにはやはりそれなりの勉強が必要になります。でも全成分の最後にくるパラベンとフェノキシエタノールだけでも覚えておいて、そのような化粧品は避けましょう。
微量であっても、体に深刻な影響を及ぼす合成防腐剤を避けることは、素肌だけではなく、体も深刻な病気になることから守ることができます。
合成防腐剤は、素肌にいる常在菌をほぼ一掃してしまうので乾燥肌になるだけではなく、「経皮毒」として、深刻な病気の誘因になる可能性があるのです。

今年も「日本オーガニックコスメ協会」と「オーガニック生活便」は、 「第10回 オーガニックライフスタイルEXPO EAST in 東京2025」に出展します。
ご来場を心よりお待ちしています。

オーガニック製品やオーガニックコスメなどについてのご質問やご希望などについて、ブース担当のスタッフが承ります。
そのほか肌トラブルに改善に役立つスキンケア方法や、オーガニックコスメの使い方などについてもご案内しています。
ぜひブースにいらして「日本オーガニックコスメ協会」と「オーガニック生活便」のスタッフとの会話や交流をお楽しみください。
公式サイト https://ole.ofj.or.jp/
事前登録で入場無料になります
「日本オーガニックコスメ協会」は、「GOOD LIFE(グッドライフ)フェア」の世界のオーガニックコスメゾーン「Well Green Lab Organic(BB-22)」に出展します。
このゾーンでは、フランス、イギリス、イタリア、ガーナなど、世界のオーガニックコスメ認証マークを取得した、話題の化粧品が展示されます。

その中に「日本オーガニックコスメ協会」のJOCA認証マークを取得した日本の化粧品(アルテ、RINKA、アロエのチカラなど)も展示され、テスターを試してみることもできます。
ぜひこの機会に世界のオーガニックコスメを実際に見て、触って、試してみてください。
そして自然の原料や自然の香りから作られたオーガニックコスメの素晴らしさを実感してください。

「日本オーガニックコスメ協会」のJOCAマークは、天然成分100%、完全・合成成分フリーのオーガニックコスメの指標です。その基準は、EUオーガニックコスメ基準よりもさらに厳しいものです。
JOCAマークを取得したオーガニックコスメは、使う人にとって安心安全を保証するとともに、美容植物の効果もストレートに肌に届くのが実感できます。
JOCAオーガニックコスメゾーンについて ⇨ 詳細はこちら
「セラピーワールド東京2025」にて、
「日本オーガニックコスメ協会」はセミナーをします。
セミナーのテーマは、
「世界の美容植物とオーガニックコスメ」
講師は、「日本オーガニックコスメ協会」代表の水上洋子です。
水上のほかに、オーガニックコスメブランド設立者やオーガニックサロン運営者など2人の登壇者が以下のテーマについてお話しします。
株式会社オーガニックスタイルジャパン代表 鈴木順子
オーガニックフェイシャル オンクレール代表 喜田有紀子
2025年,5月、日本オーガニックコスメ協会は、
昨年に引き続き、第2回「オーガニックライフスタイルEXPO㏌京都」に出展します。
皆様のご来場をお待ちしています。
また23日は、オーガニックコスメメーカーとJOCAアドバイザーが集う、「JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー交流会」も開催します。
5月23日、24日には、京都にて「オーガニックライフスタイルEXPO」が開催されます。
その開催日の当日の夜、「日本オーガニックコスメ協会」は、先斗町にあるお店「おうち割烹 ときをみ」にて「JOCA」交流会をします。
JOCAオーガニックアドバイザーの方々の集いですので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。全国で活躍されているオーガニックコスメアドバイザーのメンバーと語らい、協力しあえる仲間として親睦を深めて頂ければ幸いです。
またJOCAマークを取得しているメーカー様も出席いたしますので、オーガニックコスメに関する最新情報や新製品についても知ることもできます。

ぜひ日本にそして世界にさらなる本物のオーガニックコスメの輪をひろげましょう!
5月23日 18:00~20:00
先斗町のお店「ときをみ」のお二階を貸し切りします。
おうち割烹 ときをみ
〒604-8011 京都府京都市中京区若松町139−13
075-606-5748
参加費4,000円(4,400円税込)
(料理8点のほか、お飲み物は別会計になります)。