JOCA推奨品マークは、国内オーガニックコスメメーカー28社が取得し、普及を支援しています。
日本オーガニックコスメ協会の推奨品マークについて
JOCA推奨品マークには、日本オーガニックコスメ協会独自の基準が定められています。消費者の立場から、安心安全なオーガニックコスメを選びやすくすることを一番の目的としています。次にメーカーがより安全なオーガニックコスメを製造するさいの指針になることを目的として作られたものです。さらには、このオーガニックコスメの推奨品マークの基準を伝えることにより、「衣食住」丸ごとオーガニックライフの普及に貢献することができると考えています。
◆ 推奨品マークを普及する目的
- 1.消費者が確かな製品情報を得て、本当に安心できるコスメを選べるようになること
- 2.本当に安心なオーガニックコスメ製品を作りたいメーカーの指針になること
- 3.化粧品成分についてわかる消費者が増えることによって、それをきっかけにして、「衣食住」オーガニックなライフスタイルを普及させていくこと
そんな目的をもって、日本オーガニックコスメ協会は、推奨品マークの普及活動をおこなっています。
「推奨」品という言葉について
Q 何故「認証」ではなく、「推奨」品なのですか?
A
「認証」ではなく、「推奨」にした理由としては、メーカーに対して、上目線で「認めてあげる」という意味合いを避けたいという趣旨があります。
あくまでもメーカーがいいものを作ろうとする自発的な良心を評価し、尊重するという意味合いを「推奨」という言葉に込めています。
この考え方は、数年前から「IFOAM」が力を入れている「PGS」という認証方法にも通じるものです。
もうひとつの理由は、「認証」という言葉にすると、基準に縛られ過ぎる問題が出てきます。
現在、化粧品を100%天然で作ろうとしても、レシチンなどの溶剤が合成または石油で速成されたエタノールであったりします。
そのように、ひとつのメーカーだけでは、天然100%で作ろうと思っても解決できなく、原料会社さんの理解と努力が必要です。
本当に化粧品をオーガニックなものへと変えていくには全体的な理解と努力が必要であり、時間がかかります。
JOCAの推奨品マークは、よりよいオーガニックコスメの提案に向かってつねに質を向上させていくことに貢献するという意図があります。
JOCA推奨品の基準についても、現実的な柔軟性を持たせたものを定めた上で、よりよい基準へと進化発展させていこうと考えています。
以上のような理由で、「推奨」という言葉を使用しています。
日本オーガニックコスメ協会の推奨品の基準概要
オーガニックコスメというと、天然100%と思っている人が多いようですが、ヨーロッパのオーガニックコスメ認証基準では、石油系の合成成分を一部、「使用可」としています。そのため、認証マークを取得している化粧品に、「安息香酸Na」、「ソルビン酸K」などの合成防腐剤が配合されていることもあります。
「日本オーガニックコスメ協会」はオーガニックコスメは、天然成分100%でなければ、肌にとって安全とは言い切れないということを基本的な考え方としています。日本オーガニックコスメ協会は、消費者の立場から、以下の2つの観点から基準を設けています。
1 基本原料について
「JOCA推奨品」に使われる、基本的な原料は、自然界で循環することが出来、自然界のバランスを壊すことがないものであることです。
2 製造方法について
「JOCA推奨品」基準は、基本原料が天然成分であることに加えて、その製造方法及び製造過程においても合成成分を使わないことを求めています。
「推奨品マーク」発行までにかかる費用
- 1.年会費
- 2.1アイテムごとの書類審査費用
- 3.「推奨品マーク」発行費用
※詳細については、日本オーガニックコスメ協会にお問い合わせください。