「第一回オーガニックライフスタイルEXPO in 京都2024」
出展のお知らせ

「日本オーガニックコスメ協会」は、
「第一回オーガニックライフスタイルEXPO in 京都2024」
に出展します。

この6月、京都にて「第一回オーガニックライフスタイルEXPO in 京都2024」[6月28日(金)、29日(土)]が開催されます。「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマークを取得したオーガニックコスメを関西地域の消費者の方々にも伝えるために「JOCA展示ブース」を出します。

2010年に、ヨーロッパでオーガニックコスメ認証団体「コスモス」が設立されましたが、その基準では、いくつかの石油系合成成分を使用することができます。「日本オーガニックコスメ協会」は、より厳しいオーガニックコスメ基準もあるべきと考え、2015年にJOCA基準とJOCAマークを作りました。JOCA基準では、一切の合成成分の使用を認めず、防腐方法も乳化方法も、天然成分で実現することが求められます。

JOCAマークを取得した製品は、天然成分100%のオーガニックコスメであることを保証するものであり、これは多くの消費者が求めている化粧品であると確信しています。

2024年現在、JOCAマークを取得しているメーカーは、48メーカーになります。

化粧品は、素肌だけではなく、「経皮毒」を通じて身体にも大きな影響を与える事実を踏まえると、やはり化粧品は食べ物と同じくらい安全な成分で作られるべきであり、それゆえに天然成分100%というJOCA基準を普及していく価値があると考えています。

残念なことに現在、オーガニックコスメと称する多くの製品にも合成成分が配合されています。「JOCA展示ブース」の目的は、そのような曖昧な製品との差別化をし、真に価値ある「ジャパン・オーガニックコスメ」をアピールすることです。

皆様のご来場を心よりお待ちしています。

第一回オーガニックライフスタイルEXPO in 京都2024
日時 2024年6月28日(金)29日(土)/2日間開催 10:00~17:00
場所 京都市勧業館 みやこめっせ(第2展示場)
主催 一般社団法人フォーラムジャパン

詳細はこちらから→ https://ole-kyoto.ofj.or.jp

「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックライフスタイルEXPO2023 に「JOCA展示ブース」を出します。

会場には、衣食住オーガニックな製品が勢揃いします。「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマークを取得した、天然成分100%のオーガニックコスメの展示と販売をします。

また日本オーガニックコスメ協会が発行した単行本「ジャパン・オーガニックコスメ」、小冊子「世界のオーガニックコスメの現状」、「JOCAオーガニックコスメ辞典」も販売します。

「JOCA展示ブース」には、JOCA認定アドバイザーが待機しておりますので、オーガニックコスメの成分や製造法、JOCAマークの取得法など、様々な質問に対しても丁寧にお答えさせて頂きます。

第8回オーガニックライフスタイルEXPO2023
2023年9月14日(木)-16日(土)10:00~17:00
東京都立産業貿易センター<浜松町館2~5F>

9月16日(土)には、JOCA代表の水上洋子のセミナーもありますので、ぜひ皆様お誘い合わせの上ご参加下さい。

セミナーのテーマ
「世界のオーガニックコスメ認証基準の比較と現状~天然成分100%のジャパン・オーガニックコスメを世界に発信」
9月16日(土)13:30~14:30 ※受付開始13:00~
会場:東京都立産業貿易センター浜松町館4階第2会議室

オーガニックライフスタイルEXPO2023 バナー

2022年国際オーガニックコスメトレンドセミナー報告【講演・日本オーガニックコスメ協会・水上洋子】~天然成分100%のオーガニックコスメ基準をアジアから発信~

国際オーガニックコスメトレンドセミナーで講演しました。

2022年、10月5日、韓国・槐山(クェサン)で開催されたトレンドセミナーの招待により、「日本オーガニックコスメ協会」代表の水上洋子が講演しました。

オーガニックトレンドセミナーの会場は、槐山の中源大学

この日のセミナーのテーマは、オーガニックコスメについて様々な観点から見た講演になりました。ちなみに韓国では3年前に、国のオーガニックコスメ基準を定めています。この基準は、EUのコスモス基準に沿うものであり、そのため、いくつかの石油系の防腐剤や界面活性剤の使用が認められています。

この日のセミナーの講演者は6人。

オーガニックコスメの価値(チャン・ドンイル氏)、コスモス基準とオーガニックコスメ市場(イ・スヨン社長)、持続可能な化粧品原料の開発(パク・ジュンソン教授)、オーガニックコスメのマーケティング戦略と発展(イ・ウィジョン氏)、韓国のオーガニックコスメ基準(チェ・ソンチェル氏)など、様々なテーマからオーガニックコスメについて語られました。

緑豊かな環境がある槐山は、韓国の中でもオーガニック意識が高い。槐山のオーガニックホテル。

2番目に登壇した「日本オーガニックコスメ協会」の水上は、「天然成分100%のオーガニックコスメ認証基準と製造法」というテーマで講演をしました。

この講演で、「日本オーガニックコスメ協会」は、2015年にコスモス基準よりもさらに厳しい、天然成分100%のオーガニックコスメ基準を定めていること、オーガニックコスメを支持する消費者の信頼に応えるために、天然成分100%のオーガニックコスメ基準を、アジアから発信していく方向性を示し、日本と韓国の間に協力関係を作ることを提案しました。

» 講演の詳細はこちらから→「日本から発信、天然成分100%のJOCAコスメ認証基準」

オーガニックコスメ推奨品マーク

日本オーガニックコスメ協会は、 韓国で開催されるオーガニックトレンド展に参加し、セミナー講演をします。

韓国の槐山では、毎年、オーガニックイベントが開催され、「衣食住」に関する製品の展示と、オーガニックに関するセミナーやトークセッションが催されています。

このオーガニックイベント開催者の依頼によって、「日本オーガニックコスメ協会」は、セミナーを依頼され、10月5日に実施することになりました。

オーガニックコスメ認証基準については、韓国でも関心が高まっています。

セミナーのほかに、韓国の認証団体との交流会談も予定されています。

「日本オーガニックコスメ協会」としては、今後、韓国の認証団体とも協力して、アジアから天然成分100%のオーガニックコスメ認証基準を発信していきたいと考えています。

» イベント詳細はこちら

テーマ:日本から発信、天然成分100%のオーガニックコスメ基準
講師:水上洋子
日時:10月5日 14:30~15:10
場所:韓国 槐山郡庁同館

「日本オーガニックコスメ協会」は、 「オーガニックライフスタイルEXPO」に、メディアブースとして参加します。

今年で7回目になる「オーガニックライフスタイルEXPO」。

コロナ禍、気候変動などが続いていますが、そんな時代だからこそ、しっかりとオーガニックを生活に取り入れましょう。

オーガニックライフは、健康を守り、地球環境を高めるためにも役立ちます。さらにSGDsにも貢献します。

ぜひ会場にいらして、「衣食住」、様々な分野のオーガニックを学んだり、生産者と交流しませんか。

心と体の健康と地球環境のために、一緒にオーガニックワールドを広げていきましょう。

オーガニックライフスタイルEXPO2022
日時
9月16日(金)、17日(土)、18日(日)
10:00~17:00
場所
東京都立産業貿易センター

「日本オーガニックコスメ協会」は、 「朝日新聞GOOD LIFEフェア」に、出店します。

SDGsと豊かな暮らしをテーマにした「GOOD LIFEフェア」。

テーマは、たんなるモノの豊かさではなく、本当の意味で豊かな暮らしを考えること。

「日本オーガニックコスメ協会」は、「GOOD LIFEフェア」の健康&ビューティエリアに出店します。

心と体の美と健康、そして地球環境のために、本当に豊かな暮らしを作っていきませんか?

オーガニックコスメメーカー様、オーガニックコスメ・アドバイザーの方々、そのほか様々な方々との出会いを心より楽しみをしています。

GOOD LIFEフェア
日時
9月23日(金)、24日(土)、25日(日)
10:00~18:00(最終日は17:00まで)
場所
東京ビッグサイト 東3ホール

美しく健康な素肌を守るために、 本物のオーガニックコスメを選べる力をつけたい、 そして仕事にも活かしたい人のための講座です。

デザインではなく、本当の中身を知って、化粧品を選んでいますか?

素肌と体の健康のために、食事はオーガニックやナチュラルにこだわっていても、化粧品となると、合成成分が配合された化粧品やシャンプーを使っている人が多いのが現状です。

何故でしょうか?

それは化粧品の全成分を見ても、難解な化学成分名がずらりと並んでいて、それらがいったい何から作られているのかがわからないからです。

そのためほとんどの方が化粧品は、デザインやうたい文句で選んでおり、本当の中身をよく知らないまま、何年も使うこととなります。

多くの肌トラブルの原因は、化粧品の合成成分

しかし現代の化粧品には、実に数多くの合成成分が使われています。それらの合成成分は、乾燥肌やシミ、くすみ、敏感肌など、様々な素肌トラブルの原因となっています。

そのように化粧品の合成成分の害が表れるのは素肌だけではありません。化粧品の合成成分は、「経皮毒」となることも多いので、体にも影響を及ぼしています。体内に蓄積した合成成分は、アレルギーや免疫力の低下の原因となります。

本当に安心安全なコスメを選べる力が、素肌と健康を守る

この講座は、天然100%、本当に安心安全なオーガニックコスメを選べる力をつけるためのものです。

そのために、化学者、化粧品製造会社の開発者、化粧品原料会社、皮膚科医、生物学の教授など、オーガニックな視点を持つさまざまな分野の専門家が協力して、化粧品とその成分、歴史、製造方法など、誰もが理解できるように教材を作りました。

さらに現在、世界にさまざまなオーガニックコスメ認証マークがありますが、それらの基準の違いなどについても学ぶことができます。 化粧品の中身を知って、本当に安心安全な製品を選べる力をつけることは、健やかな生活と長い人生において、いつまでも美しく健康な素肌を保ち、そして体を守るために必要なことです。

また本当に安心安全な化粧品を選べる知識は、自身だけではなく、家族や周囲の人々の、素肌と健康を守るためにも必要なことです。

講座で得た知識を、仕事に、ブランド作りに活かす

現在、コスメショップやサロンで働いている方々にとって、お客様にオーガニックコスメの正しい情報を伝えていくことは、揺るがない信頼を築くことにもつながります。

また新たにオーガニックコスメブランドを立ち上げたいと考える方や会社も増えていますが、そんなときにも講座で得た知識は役立ちます。本当に安心安全なオーガニックコスメを作るためにどんな乳化剤や防腐剤などを使用すればいいのかなどの詳細を学ぶことができるからです。

「日本オーガニックコスメ協会」は、「JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座」を通じて、真に安心安全なオーガニックコスメのさらなる普及を目指しています。真に安心安全な化粧品を選べる人、そして作る人が増えることは、素肌の健康と、そして地球環境を守ることにもつながります。

» JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座のお申込みはこちら

JOCAマーク 天然成分100%のオーガニックコスメを選べるように 「日本オーガニックコスメ協会」が作りました。

オーガニックコスメ推奨品マーク
JOCAマーク 天然成分100%のオーガニックコスメを選べるように 「日本オーガニックコスメ協会」が作りました。

JOCAマークは、天然成分100%オーガニックコスメの目印

「成分はわからないけれど、本物のオーガニックコスメを使いたい」。 そう考える方は、ぜひJOCAマークを目印にして、化粧品を選んでください。

JOCAマークは、「日本オーガニックコスメ協会」によって厳格な審査をし、その製品が天然成分100%であることを保証するものです。

ヨーロッパのオーガニックコスメ認証マークがついていても合成成分フリーではない。

最近は、オーガニックコスメに人気が出ているため、いろいろなメーカーがオーガニックを売りにした商品を販売しています。

でも全成分をよく見てみると、数多くの合成成分が使われていて、これがオーガニックコスメ? と疑問をもたざるを得ない製品があふれています。

あいまいなオーガニックコスメが蔓延している現状にあって、「ヨーロッパの認証マークがついているオーガニックコスメなら信用できるのでは?」。

当然ながらそんな意見が出てくるわけですが、残念ながらヨーロッパの認証マーク基準も天然成分100%というわけではありません。

現在、ヨーロッパのコスメ認証基準では、「安息香酸Na」や「ソルビン酸K」など、石油由来の合成防腐剤も「使用可」になっており、決して完全に合成成分フリーというわけではありません。さらに気になることは、これらの合成防腐剤は、以前に日本でアレルギー性が指摘された「102種類の旧表示指定成分」に入っていたことです。

ヨーロッパのコスメ認証基準で使用が認められている石油由来合成成分
配合目的 成分名 原料
合成界面活性剤 コカミドプロピルベタイン
アルキルアンホアセテート/ジアセテート
アルキルグルコシドカルボン酸
石油+植物
石油+植物
石油+植物
防腐剤&殺菌剤(旧表示指定成分) 安息香酸およびその塩類
ソルビン酸およびその塩類
サリチル酸およびその塩類
デヒドロ酢酸およびその塩類
ベンジルアルコール
石油(表示指定成分)
石油(表示指定成分)
石油(表示指定成分)
石油(表示指定成分)
石油(表示指定成分)
エモリエント剤 炭酸ジカプリリル
ラウリル酸ヘキシル
石油+植物
石油+植物
増粘剤 カルボキシメチルセルロース(セルロースガム) 石油+植物
帯電防止剤、増粘剤 グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 石油
帯電防止剤 ジステアロイルエチルジモニウムクロリド 石油+植物
キレート剤 グルタミン酸ニ酢酸四ナトリウム 石油+植物

(注)この表に記載されている(表示指定成分)とは、日本の旧厚生省が、アレルギー性があるという理由で、容器への表示義務を定めた102種類の化粧品成分です。

「日本オーガニックコスメ協会」が、JOCAマークを作った理(わ)由(け)

2011年、「日本オーガニックコスメ協会」は、国際会議に参加した際、ヨーロッパのオーガニックコスメ基準が天然成分100%ではないことを知りました。その基準は、石油由来の合成成分を2%使用することができるというものでした。しかし石油由来の合成成分は、人体と環境を汚染する懸念があります。

今後、ヨーロッパ発のコスメ認証基準が世界中に大きな影響を及ぼすことが予想されたので、「日本オーガニックコスメ協会」は、より厳しいコスメ基準を作ることが必要と考えました。

そして2015年、天然成分100%をベースにしたJOCA基準とJOCAマークを作りました。

現在、JOCAマークを取得している製品を作っているメーカーは41社。年々、新たな申請メーカーが増え続けています。そのように、天然100%でオーガニックコスメを作り、市場で販売することは現実的に可能なのです。とくに日本では、天然成分100%のオーガニックコスメの製造技術が世界的にも進んでいます。

今後、「日本オーガニックコスメ協会」は、ヨーロッパのコスメ認証基準よりも厳しい、天然成分100%のオーガニックコスメ基準を、日本から世界に向けて積極的に発信していく活動に力を入れていきます。

その活動によって、日本のオーガニックコスメの素晴らしさをより広くアピールできるとともに、人の健康とそして地球環境を守る上でも大きく貢献できると考えています。

日本オーガニックコスメ協会

第15期JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座は、10月からスタートします。

オーガニックコスメから新しいライフスタイルが見えてくる

今、市場にかなりのオーガニックコスメが出ていますが、残念ながら合成成分が入り混じったオーガニックコスメが多いのが実情です。

それは、オーガニックコスメショップの経営者やスタッフも、あいまいな化粧品の知識しか持っていないためです。

海外のオーガニックコスメ認証マークがついている化粧品であっても、合成防腐剤が使われており、基準そのものについても見直す必要性もあります。

そんな中にあって、「日本オーガニックコスメ協会」は、天然成分100%の本物のオーガニックコスメを普及するための活動を続けてきました。

化粧品成分についてわかる消費者が増えれば、もっと本物のオーガニックコスメが増えるはずです。そんな考えのもとに「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメについて正しい知識を持っているスペシャリストを育てることに力を入れてきました。

「JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座」は、自分自身の化粧品を選ぶときに、そして化粧品関係の仕事をしている人に、確かな知識をそして自信をつけてくれることでしょう。

そしてまた、ただオーガニックコスメについて学ぶだけではなく、地球環境と共存するライフスタイルの大切さを実感することにもなるでしょう。

» オーガニックコスメ・アドバイザー通信講座へのお申込はこちらから

国際NGO『IFOAM』を取材しました。

アイシスガイアネットは、有機の世界基準をリードしてきた
国際NGO『IFOAM』を取材しました。


7月9日、アイシス編集部はドイツを訪れ、ボン市にある『IFOAM(アイフォーム)』本部をインタビューしました。『IFOAM』は、ヨーロッパで、もっとも早くから有機運動をリードしてきた国際NGOです。

世界各国のメンバーと協力して有機運動を推進する

ボン市は、世界でもっとも有名といっていい音楽家ベートベンが生まれた町で、あちこちに彼にちなんだ建物があります。ボン大学もあるので学生の姿も多く、街にはのんびりとした空気が流れていました。

『IFOAM』本部があるボン市。ベートベンが生まれた町です。市庁舎前に銅像がありました。

『IFOAM』本部は、ボン郊外の緑に囲まれた、モダンな建物の中にありました。

今回、日本から来たアイシスガイアネットの取材のために『IFOAM』側で応対してくれたのは、シニアマネジャー(総務人事部長)トーマス・チャプカさん、メンバーズコーディネーターのサラ・バンダさんと、そして会長のキャサリンさんでした。(アイシス編集部が、ここを訪れるきっかけを作ってくれたのは、日本における『IFOAM』の「世界理事」を勤めている郡山昌也さんです。ありがとうございました)。

ドイツ出身のトーマスさん(写真左端)。13年間、アイフォームで活動してきました。

『IFOAM』の活動は、1972年、フランスからスタートしました。

『IFOAM』が、30年以上の歴史を通じて作ってきたオーガニック基準は、いろいろな各団体の基準作りのベースになっています。今では誰もが知るようになった環境マネジメントシステムの『ISO』も、『IFOAM』の協力のもとに基準を設けています。また有機の世界基準を目指した「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインを作るときにも、『IFOAM』の基準がベースになっています。また『IFOAM』は、国連と一緒に、オーガニックをテーマにした会議やセミナーもオーガナイズしています。

しかし13年間、『IFOAM』で活動してきたトーマスさんによると、
「今でこそ、国連ともいい協力関係を築いていますが、以前の『IFOAM』は、まだそんな大きな信頼を得ていませんでした。環境破壊や食品の安全性などが、世界的な課題になってくるとともに、『IFOAM』の価値が認められ、評価されるようになったのです」。

IFOAM本部のスタッフとアイシス取材班。なごやかに、ときには熱く語りました。(写真左端から)トーマスさん、キャサリンさん、サラさん、アイシス取材班。

『IFOAM』の会員として所属する団体は、現在、750団体。オーストラリア、イタリア、ウガンダ、インド、日本など、116ヶ国に広がっており、世界各地に『IFOAM』の支部があります。

トーマスさんは、『IFOAM』の活動の方向性について、次のように語りました。

「有機農業は人、動物、土壌の健康を守ります。環境保護やエコロジーという世界的なテーマから見ても、有機農業の推進は欠かせません。また最近は、大きな資本があるところが有機という分野にビジネスを展開するようになっていますが、アジアやアフリカの小規模農家が守られていくような公平さが必要だと考えています」。

ボン市の本部に常駐しているのは、15人のスタッフ。ヨーロッパやアメリカだけではなく、中国、イタリア、アフリカから来たスタッフもおり、まさに国際NGOとしてのインターナショナルで民主的な空気が感じられました。

オーガニックコスメの世界基準を提案したい

会長のキャサリンさんには、『IFOAM』とオーガニック化粧品の認定基準について質問をしました。

「最近、『IFOAM』に、オーガニックコスメの世界基準を作って欲しいという依頼があちこちから来ていることはたしかです。しかし現在、『IFOAM』には、化粧品成分に詳しいスタッフがいないため、すぐに世界基準を作るのは難しいと思います」。

アイシス取材班の通訳を務めてくれたのは、ドイツ在住のベアーテ・安藤さん(写真右)。ドイツのオーガニックコスメの仕事もしています。

ヨーロッパでは、民間団体によるオーガニックコスメの認定がすでに始まっていますが、その基準には、かなりの化学成分も認められています。

そのことをキャサリンさんに伝えたところ、『IFOAM』には、加工食品の基準があるので、これを参考にオーガニックコスメの世界基準を作るのがいいかもしれませんね」という答えが返ってきました。「化粧品は、食べ物と同じぐらいの安全性が求められるべきだと思いますから」。そのキャサリンさんの言葉には、深い共鳴を覚えました。

会長のキャサリンさん。第一印象は、アメリカから来た『鉄の女』。じつはとても優しい方でした。

じつは2011年には、韓国で『IFOAM』の世界大会があり、そこではオーガニックコスメの認定について議題が出される予定があるとのこと。

「韓国と日本は近いことですし、ぜひアイシスガイアネットも『IFOAM』のメンバーとして参加して、オーガニックコスメの世界基準を提案してください」という要請がトーマスさんから出ました。

アイシスガイアネットとしても、これまで単行本『オーガニックコスメ』を出版してきた活動をもとに、日本からオーガニックコスメの世界基準について提案していきたいという意向を持っていたので、トーマスさんの言葉におおいに励まされた思いでした。

今年、アイシスガイアネットは、消費者がわかりやすい化粧品成分辞典の製作をスタートさせました。できれば2011年『IFOAM』の世界大会までにこの辞書を完成させたいと考えています。

インタビューが終わり、ほっとして全員にっこり。