肌常在菌を増やして、乾燥肌を根本から改善

化粧品の合成防腐剤によって常在菌が棲めない肌環境になる

近年、話題になっている腸内フローラと同じく、健康な肌にも常在菌のフローラがあります。常在菌は、肌の健康を保つために欠かせない存在です。常在菌は、肌の潤いを保つために大切な働きをしています。主に常在菌は、肌から分泌される皮脂などを食べて潤い成分を作り出しています。

しかし化粧品の合成成分は、この大切な常在菌が食べることができず、とくに合成防腐剤は、常在菌を殺傷してしまいます。つまり化粧品の合成防腐剤は、常在菌が居ない肌環境に作り出しています。その結果、肌は慢性的な乾燥肌に陥り、かさかさと白く粉を吹いているような状態になったりします。

というわけで、乾燥肌に悩んでいる人は、まず化粧品の合成防腐剤を必ずチェックしてください。

一般的な化粧品において、もっとも多く使われているのがパラベンです。パラベンは、1980年代に旧厚生省が、アレルギー性がある化粧品成分「102種類の旧表示指定成分」の中に入っていた石油系の合成防腐剤です。

 最近は「パラベンフリー」をうたう化粧品もよく見かけます。

しかし実はパラベン以外にも数多くの合成防腐剤があります。

「パラベンフリー」の場合は、代わりの合成防腐剤としてフェノキシエタノールがよく使われています。フェノキシエタノールは、無添加化粧品によく使われています。その理由は、この成分は「102種類の旧表示指定成分」の中に入っていなかったからです。

しかしフェノキシエタノールもまた石油から作られた合成防腐剤で、パラベンと同じ1%以上配合してはならないという規定があることからわかるように、その毒性はパラベンと同等です。

EUのオーガニックコスメにもアレルギー性のある合成防腐剤が配合

「認証マークがあるオーガニックコスメが完全合成成分フリーだから安心」という声もよく聞きます。

意外と知られていないのですが、実はヨーロッパのオーガニックコスメ認証がついている化粧品にも合成防腐剤が使われています。安息香酸Na(ナトリウム)やソルビン酸K(カリウム)などです。これらの合成防腐剤もまた、パラベンと同じく「102種類の旧表示指定成分」に入っており、アレルギー性が確認されている成分です。

何故、ヨーロッパの認証基準で、アレルギー性のある石油系の合成防腐剤が使用できるのか、その理由は定かではありません。おそらくヨーロッパは、世界中に化粧品を輸出しているので、確実に効果のある合成防腐剤が必要であり、そのためにオーガニックコスメにも使用が認められているようです。

オーガニックコスメを使っているつもりでも、その化粧品にアレルギー性のある合成成分が含まれていれば、これまた常在菌が棲めない乾燥肌を作り出してしまいます。

慢性的な乾燥肌にさようならするためのスキンケア法

慢性的な乾燥肌の改善のために、まず心がけたいことは、常在菌が棲める肌環境を作ること。つまり常在菌を殺傷してしまう合成防腐剤をはじめ、そのほかの数多くの合成成分が入っていない化粧品を使うことです。ぜひ化粧品の全成分を、「JOCAオーガニックコスメ辞典」などを参考にしながらチェックしてください。おそらく数多くの合成成分が入っていることに気づくことと思います。その場合は、すぐに使用を止めましょう。

乾燥肌改善のスキンケアは実はそれほど難しいことではありません。

合成防腐剤をはじめそのほかの合成成分が使われていない、天然成分100%の真のオーガニックコスメを使うことです。

つまり肌に棲んでいる常在菌が喜んで食べられるものだけで出来たオーガニックコスメを使うことです。それによって常在菌は、保湿成分を作り出し、見事な常在菌フローラを肌の上に作ることができるのです。

常在菌が棲めるが肌環境が整うにつれて、慢性的に悩んできた乾燥肌もしっとりと潤いのある健康な素肌を取り戻すことができます。

天然成分100%のオーガニックコスメを使ったスキンケアで、乾燥肌に今年こそ根本的な改善を。そうすれば、これからやってくる冬でもしっとり肌をキープすることができます。

常在菌を増やして乾燥肌改善オーガニックコスメ、「漢萌」

常在菌を増やすために特におすすめしたいオーガニックコスメというと、やはり「漢萌」です。平安時代の美容法の研究から生まれた化粧品です。昔の人は顕微鏡などなかったので、肌の常在菌の存在など知らなかったはずですが、この化粧品は、常在菌を増やすためには、最高のものです。というのも腸内細菌を増やすのに最適の食べ物があるように、肌常在菌を増やすのに適した素材から作られているからです。

素材として使われているのは、生薬や薬草、そして黒砂糖などですが、「発酵熟成」という手間をかけることによって成分がより細やかになり、常在菌が喜んで食べやすいものにしているのです。

長年、乾燥肌に悩んできた人が、短期間で潤いのある肌に回復した例もよくありますが、「漢萌」の化粧品には、素早く肌環境を整えてくれる働きがあるからなのです。もちろん「漢萌」の化粧品は、一切の合成防腐剤や合成成分を配合せず、昔から伝わる発酵法や古式製法によって長期保存を可能にしています。天然成分100%であることを保証するJOCAマークを取得しています。

「2023オーガニックライフスタイルEXPO」(9月14日~9月16日) 「JOCA展示ブース」からの報告


JOCA取得メーカーとJOCAアドバイザーの皆様のご協力により、
真のオーガニックコスメについて伝え、話し合う場になりました!

JOCA展示ブースに並んだ本物のオーガニックコスメ

「JOCA展示ブース」に並んだ、天然成分100%のオーガニックコスメ

ちどりやさんも
京都から来てくれました!

JOCAマーク取得の
オーガニックコスメが勢揃い

2023年度の「オーガニックライフスタイルEXPO」(東京都立産業貿易センターにて9月14日~16日開催)で、「日本オーガニックコスメ協会」は、天然成分100%のJOCAマークを広報する展示ブースを出しました。

今回の「JOCA展示ブース」は、オーガニックコスメアドバイザーの方々から、次の声が出たことがきっかけになりました。「オーガニックコスメと称していても合成成分が入っている製品が多い現状にあって、ぜひ天然成分のみで作られたオーガニックコスメをもっとみなさんに知らせる場を作ってほしい」。

今回は、JOCAマークを取得している21メーカーがこの展示ブースに共同参加しました。

天然成分100%の日本のオーガニックコスメ

世界一安心安全な
「ジャパン・オーガニックコスメ」

JOCAマークを
アジアにも伝えたい

ブースでは、
「地域おこしとオーガニックコスメ」
(花の岬のひまわりオイル、天海のしずく、アロエのチカラ、へちまここち)
「和の美容植物を活かしたオーガニックコスメ」
(京都ちどりや、新田紅皿、オンド、松田養蚕場、天海のしずく、シャインラボ、美容文化社)、
「世界の植物療法とオーガニックコスメ」
(アムリターラ、スプーンスプーン、暮らしっく村)、
「アジアにも広がる天然成分100%のオーガニックコスメ」
(ローズメティック、マハラニ)など4つのテーマゾーンに分けて、多様で個性が光るメーカーの製品が展示されました。

そのほかに販売としては「UMU」、「デンタルサロンジャパン」、「ラチャアム」、「アルテ」、「漢萌」が参加しました。

JOCAマークは、天然成分100%。ヨーロッパよりもさらに厳しい基準に基づいていますが、その厳しさは消費者の安心安全を守りたいからです。

ブースではJOCA認定アドバイザーが大活躍

JOCA認定オーガニックコスメ・アドバイザーが大活躍

今回のJOCA展示ブースには、JOCA認定オーガニックコスメアドバイザーが入りました。その中には遠く北海道から来てくれた石川奈々さんもいられました。そのほかに美容専門学校講師の東原小百合さん、安心安全なコスメを普及している廣木まみさん、美容系の会社を経営している高橋繁雄さん、講座受講後に「ラチャアム」を設立した多田繭子さん、オーガニックメイクアーティストの関恵さんと合わせて、6人のアドバイザーが入りました。 

JOCAアドバイザーは、訪れた方々に、オーガニックコスメ基準、JOCAマークの基準、化粧品の天然成分と合成成分の違い、敏感肌に良い化粧品など、さまざまな質問に応えたり、説明をしたりしていました。

山形県からJOCA展示ブースにかけつけた、UMUのスタッフ一同

開催中の15日の夕方は、産業貿易センター内にあるレストランで、参加されたメーカーさんとJOCAアドバイザーがともに集うJOCA交流会も行われました。

JOCA交流会の後は、
東京タワーを背景に
記念撮影!

三日間、皆様のご協力で、実りある「JOCA展示ブース」を展開することができました。

これからも「日本オーガニックコスメ協会」は、様々な方法を通じて本当に安心安全なオーガニックコスメの普及活動を展開していきたいと考えています。

ありがとうございました!

オーガニックライフスタイルEXPO開催中の JOCAセミナーのお知らせ

「世界のオーガニックコスメ認証基準の比較と現状」
〜天然成分100%のジャパン・オーガニックコスメを世界に発信〜

日時
9月16日(土)13:00~14:30

場所
東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F 第2会議室

講演者
日本オーガニックコスメ協会 代表 水上洋子

セミナーの内容は、次のような概要になります。

世界のオーガニックコスメ認証基準について現状を知りたい方はぜひご参加ください。

現在、オーガニックコスメ認証基準は、世界的に統一されたものはなく様々な基準があります。認証マークがついていても必ずしも天然成分100%というわけではありません。それはいくつかの防腐剤や乳化剤などの合成成分の使用を認めている認証基準もあるからです。

「日本オーガニックコスメ協会」は、本当に安心安全なオーガニックコスメを普及したいという思いから、2015年に天然成分100%をベースとする厳しい認証基準を定め、JOCAマークを作りました。

最近は、地域おこしとして化粧品を作ることも注目されていますが、残念ながらほとんどは、既成の化粧品と同様に合成成分が数多く入り混じっています。しかし日本オーガニックコスメ協会は、天然成分100%の化粧品でなくては、地域の植物の力を本当に伝えることはできないと考えています。そのために日本オーガニックコスメ協会は、地域おこしとして企画された化粧品製造を支援していきたいと考えています。

さらに日本オーガニックコスメ協会は、今後は天然成分100%のオーガニックコスメ基準を日本に留まらず、さらにアジアに向けて発信していく活動を展開していきます。

今回のセミナーの途中で、JOCAマークを取得している様々なオーガニックコスメ関係者も紹介いたします。オーガニックコスメで地域おこしをしているメーカー、JOCA認証基準に従って天然成分100%で化粧品を作ることが出来る製造会社、JOCAアドバイザー講座受講後にブランドを立ち上げた方、そしてアジアにも天然成分100%のオーガニックコスメを普及していきたいと考えているメーカーの方も登壇してお話し致します。

「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックライフスタイルEXPO2023 に「JOCA展示ブース」を出します。

会場には、衣食住オーガニックな製品が勢揃いします。「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマークを取得した、天然成分100%のオーガニックコスメの展示と販売をします。

また日本オーガニックコスメ協会が発行した単行本「ジャパン・オーガニックコスメ」、小冊子「世界のオーガニックコスメの現状」、「JOCAオーガニックコスメ辞典」も販売します。

「JOCA展示ブース」には、JOCA認定アドバイザーが待機しておりますので、オーガニックコスメの成分や製造法、JOCAマークの取得法など、様々な質問に対しても丁寧にお答えさせて頂きます。

第8回オーガニックライフスタイルEXPO2023
2023年9月14日(木)-16日(土)10:00~17:00
東京都立産業貿易センター<浜松町館2~5F>

9月16日(土)には、JOCA代表の水上洋子のセミナーもありますので、ぜひ皆様お誘い合わせの上ご参加下さい。

セミナーのテーマ
「世界のオーガニックコスメ認証基準の比較と現状~天然成分100%のジャパン・オーガニックコスメを世界に発信」
9月16日(土)13:30~14:30 ※受付開始13:00~
会場:東京都立産業貿易センター浜松町館4階第2会議室

オーガニックライフスタイルEXPO2023 バナー

第1回JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー交流会のお知らせ

「CAFE  SLOW」は、早くからスローライフと環境問題に関心を寄せる人たちが集うカフェとして知られてきました。

「スローライフ」を掲げるカフェにふさわしく、建物もストローベイルの自然素材を使って作られています。オーガニック・コーヒーやオーガニック野菜を使った料理など、丸ごとオーガニックを味わえる、とても居心地の良いカフェです。

https://cafeslow.com/

このたび「日本オーガニックコスメ協会」は、このカフェで、初めての「JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー」の交流会を開催することにしました。

この交流会では、「日本オーガニックコスメ協会」の活動報告、皆様の名刺交換、自己紹介、自由な歓談などを予定しております。

今後も、「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックイベントの出展、各セミナーの開催、JOCAマークの普及活動をしていきますが、交流会ではその詳細をお知らせ致します。

またこの交流会をきっかけに知り合った方々が協力して、自主的にイベントを企画するなど、さらなる活動が展開していくことを期待しています。そのような取り組みにつきましては、協会でも積極的にご協力していきたいと考えております。

「日本オーガニックコスメ協会」の活動目的は、本当に安心安全と言える真のオーガニックコスメの普及にとどまらず、地球環境と共存するオーガニックライフの普及にあります。

この交流会をきっかけとしてJOCA認定オーガニックコスメ・アドバイザーの方々のさらなる活躍の場が広がることを心より期待しております。
ぜひご参加くださるようお願い申し上げます。

日本オーガニックコスメ協会 水上 洋子

第1回JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー交流会

日時
4月30日(日)11:30-15:00
場所
CAFE SLOW(東京都国分寺市東元町2-20-10)
https://cafeslow.com/
会費
3,500円(オーガニックランチ&ティー・デザート付き)
※お申込み確認後、会費のお振り込み先をメールにてお知らせいたします。

お申し込みはこちらから

※お申込み期限は4月10日(月)11時までとなります。

※お申込みは締め切りました。

日本から真のオーガニックコスメを発信しませんか!

JOCAマークを取得するためのオーガニックコスメ製造セミナー
天然成分100%のオーガニックコスメ製造のポイント

    オーガニックコスメ推奨品マーク

JOCA製造セミナーの趣旨

最近、「日本オーガニックコスメ協会」には、「JOCAマークを取得」を希望する各化粧品メーカーよりお問い合わせが増えています。

しかし「日本オーガニックコスメ協会」のJOCAマーク基準は、ヨーロッパのコスメ認証基準よりも厳しいため、製造法についていくつかの点をクリアする必要があります。

「日本オーガニックコスメ協会」は、ぜひ多くのメーカーさんに天然成分100%のオーガニックコスメを作ってほしいと考え、この製造セミナーを開催することにしました。

現在、日本の化粧品製造技術は、品審だけではなく、安心安全という点においても、世界一の水準にあると言っていいでしょう。天然成分100%のオーガニックコスメは、実は日本でかなり多く市場に出ており、それは日本の製造会社が誇るべき価値あるソフトです。

「日本オーガニックコスメ協会」は、日本の各化粧品メーカーさんが協力して、真のオーガニックコスメを世界に発信する活動を支援しています。

この製造セミナーでは、JOCAマークを取得するための製造ポイント、製造会社の情報などについて具体的に知ることができます。

製造セミナーの内容

日時: 2023年4月25日(火)15:00~17:00

参加対象者: メーカー、化粧品製造会社、ブランド企画&起業者

参加費用:
一般 5,000円(税別)
JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー及び
JOCA認定オーガニックコスメセラピスト 3,000円(税別)

15:00~15:30
世界のオーガニックコスメ認証基準の現状
  • EU、アメリカのコスメ認証基準の概要
  • JOCAコスメ基準の詳細
15:30~16:30
天然成分100%のオーガニックコスメ製造のポイント
  • 天然成分の防腐剤、天然成分の界面活性剤について
  • 植物エキスの抽出溶剤について
  • JOCAをクリアできる製造会社について
16:30~17:00 質疑応答

製造セミナーに至る経緯

「日本オーガニックコスメ協会」は、何故JOCAマークを作ったのか?

天然成分100%のオーガニックコスメを普及したい

2007年設立以来、「日本オーガニックコスメ協会」(一般社団法人)は、安心安全なオーガニックコスメを普及する活動を続けてきました。
「日本オーガニックコスメ協会」が定めたJOCA基準は、ヨーロッパのコスメ認証基準(コスモス、エコサートなど)と比較してもより厳しいもので、天然成分100%であることが基本になっています。

「日本オーガニックコスメ協会」が、そのように厳しいJOCA基準を定めるにいたるまでには、次の経緯があります。

ヨーロッパのオーガニックコスメ基準では、何故、石油原料が「使用可」なのか?

2011年、ヨーロッパのコスメ認証団体(コスモス)が国際会議において、その認証基準の詳細を発表しましたが、その会議に「日本オー ガニックコスメ協会」も参加しました。

意外なことに、発表されたその基準では、いくつかの石油由来の合成成分の使用が認められていました。

とくに気になったのは、日本の旧厚生省がアレルギー性を認めた「102種類の表示指定成分」に入っていた合成防腐剤、「安息香酸Na」、「ソルビン酸K」、「サリチル酸とその塩」、「ベンジルアルコール」なども「使用可」だったことです。

「コスモス」は、ヨーロッパの認証組織が集まって作った団体であり、その基準は世界の統一基準、つまりグローバルスタンダードを目指して作られました。

しかし、石油原料の合成成分、それも日本ではアレルギー性が指摘された合成成分を使用していても、オーガニックコスメ認証マークを取得出来る基準が、今後、世界のグローバルスタンダードになっていくことに、「日本オーガニックコスメ協会」として懸念を抱きました。

天然成分100%のオーガニックコスメ基準を日本から発信

「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメに対する消費者の信頼を維持するために、より厳しい、一切の合成成分の使用を認めないオーガニックコスメ認証基準も必要と考え、2015年、独自で、JOCAコスメ基準を定め、JOCAマークを作りました。

オーガニックコスメ推奨品マーク

「ともすれば天然成分だけでは化粧品は作れない」という声もよく耳にします。それは従来の化粧品製造会社の常識と言っていいでしょう。

しかし、天然成分100%というコスメ基準をクリアするkとは、最近ではたんなる理想ではなくなっています。
その基準は、日本のコスメ製造技術の現状を踏まえたものであり、そのような製造技術こそ世界に普及する価値があると考えることが根拠になっています。

すでに天然成分100%でオーガニックコスメを仕上げる技術は、日本が世界に先駆けて達成しています。その製造技術は、消費者の素肌と体の健康に貢献するだけではなく、地球環境保全にも役立つものです。

「脱・炭素社会」において、化粧品も、「脱・石油」

SDGsでも掲げられている地球環境保全は、21世紀の重要なテーマです。 近年、UVクリームがサンゴ礁にダメージを与えていることは、世界的に問題となっているように、化粧品の合成成分もまた環境汚染となることが懸念されています。
さらに石油燃料や化石燃料が温暖化の原因であることを踏まえて、世界では「脱炭素エネルギー社会」が目標として掲げられています。

化粧品もまた石油由来の合成防腐剤や合成界面活性剤にたよる製造法から脱出して、天然成分のみの製造を目指すことが求められています。

自然界に還るモノ作りは21世紀のテーマ

今後、天然成分100%のオーガニックコスメは環境を守るうえでもぜひとも必要なものです。 現在、JOCAマーク取得メーカーは42社です。天然成分100%のJOCAマーク取得製品は、世界的に見ても高い日本の製造技術に支えられた、真のオーガニックコスメです。

今、JOCAマーク取得コスメは、丸の内「Be Organic」、代官山「スタイルテーブル」、「コスメキッチン」、イオンモール「イオン ボディ」、各生協、通販サイトで販売され、環境保全に関心があるこだわり派に支持され、広がり続けています。

JOCAマークを取得した各製品は、「日本オーガニックコスメ協会」のサイトで公表しています。

使う人の素肌と体の健康、そして地球環境のために

「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマーク取得を希望するメーカーのために、このオンライン製造セミナーを開催します。

残念ながらオーガニックコスメと称していても、数多くの合成成分が配合されている現状があります。そんな今だからこそ、「日本オーガニックコスメ協会」は消費者に本当に信頼される真のオーガニックコスメ作りをするメーカーが増え、あいまいなオーガニックコスメとの差別化をはかってほしいと考え、このセミナーを開催することにしました。

JOCAマークは、天然成分100%を保証するものであり、真のオーガニックコスメの目印であり、消費者に真の安心安全を届けるものです。

ぜひ一緒に世界に向けて、真に安心安全なジャパン・オーガニックコスメを発信していきましょう!

オンライン・JOCA製造セミナー参加申し込みはこちらから

※セミナーのお申込みは締め切りました。

新しい有効成分は、本当に安心安全及び効果があるのか?    ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどについて

最近は、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンが三大保湿成分としてもてはやされています。

これらは近年になってから登場した有効成分ですが、新成分であるがゆえに、その使用については慎重に熟慮すべきではないでしょうか。

これらの新成分について危惧する理由は、詳細な製造法が非公開であったり、原料のトレサビリティ―が困難であったりすることも多いからです。

また原料や製造法によっては、副作用が出ている事例もあります。

一見、科学的である「有効成分」を配合することで、消費者を説得しやすく、販売という面からみればメリットはありますが、実際に美容効果を発揮するのか、副作用はないのかという点については、まだまだ議論の余地があります。

有効性についての疑念

たしかにヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンは、ヒトの細胞のハリや潤いを保つのに必要な成分ですが、はたして動物や植物から抽出されたヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどが、本当に効果があるのかについては、様々な疑問が呈されています。

たとえばコラーゲンは、肌のハリにとって欠かせない成分ですが、それはその人の細胞が産出したコラーゲンだからこそ働けるのであって、ほかの動植物から得られたコラーゲンを肌に塗っても、肌にハリをもたらす効果はなく、単に一時的な保湿成分になっているだけと報告されています。そこには、大きな論理的な飛躍があるわけです。

確かにコラーゲンは肌のハリにとって必要というのは科学的な常識ですが、他の動植物から得たコラーゲンを肌に塗ってもハリになるかのように思わせてしまうのは、メーカーが消費者の勘違いを誘導しているとも言えます。

新しい有効成分を配合する傾向が進むと、何かの抽出物を寄せ集めた、サプリメントのようなオーガニックコスメが増えるのではないかという懸念もあります。

バイオ化学と化粧品成分

また現在、バイオ化学の推進によって、ナノ化されたヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンが多く出回るようになっているのも気になるところです。

さらに加水分解という処理の分野でもバイオ化学技術が促進されており、その際、遺伝子組み換えをした微生物が作り出した酵素が使われていることもよくあり、安全性の確認については、いわゆる専門家や化学者の意見をうのみにせず、オーガニックや自然という視点からの情報収集と見極めが求められます。

予防原則について

近年の化粧品の歴史を振り返ると、化粧品の合成成分が安全なものとして認められてきた場合であっても、後になってそのリスクが判明することが多くありました。

そのような事情を踏まえて「日本オーガニックコスメ協会」は、欧米で取り入れられてきた「予防原則」という概念を重要と見ております。化学物質や遺伝子組み換え、バイオ化学などの新技術については、科学的な因果関係や安心安全性の有無について十分証明されていない場合でも、あらかじめリスクを避ける「予防原則」を、「JOCA推奨品基準」においても尊重すべきと考えています。

食べ物と同じくらいナチュラルな化粧品を

「JOCA推奨品マーク基準」では、天然成分100%、完全に合成成分フリーということを基本条件にしておりますが、同時にとくに有効成分につきましては、伝統的な植物を丸ごと使ったものが最も望ましいと考えております。

その理由は、伝統的な植物の場合は、何千年にもわたって、人々が実際に試し、その効果や安全性が実証されていると考えられるからです。いわば長い年月をかけた臨床実験が済んでいる原料と考えられます。

そこには、出来る限り食べ物と同じレベルで化粧品成分を捉えることが、最も安心安全を見極める方法だという考えがあります。

しかしともすれば化粧品は、食べ物ほど、安心安全性を求めなくてもいいと考えられがちです。食品に含まれている有害なものは、肝臓や腎臓という器官が無害化する働きによって排出されますが、化粧品の場合は、「経皮毒」という言葉があるように、無害化する器官を通過することなく、直接に血流に運び込まれてしまいます。その結果、化粧品に含まれる有害なものは、身体のあちこちに長い間排出されないまま蓄積されるため、深刻な病因の原因となります。そのことを考えると、食べ物と同じレベルで化粧品を考えることが妥当であると思い当たります。

はたして「セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン」などを含む食品を積極的に食べたいとは思わないように、化粧品だから構わないということにはならないのではないでしょうか?

ひとつの植物成分と「セラミド、ヒアルロン酸」などの違いは何でしょうか?

セラミド

ヒアルロン酸

動植物から抽出されたセラミドやヒアルロン酸は、ひとつの化学式であらわすことができます。いっぽうラベンダーエキスという植物成分には、数多くの化学式であらわされる微細成分が集まっています。一説には、ひとつの植物には、4千以上もの化学式であらわすことができる微細成分が含まれていると言われています。(その中には、現代科学でもまだ発見されていない成分もあります)。

オーガニックコスメとは、そのような、膨大な数の成分を含んでいる植物の力を、肌の美と健康のために利用することを前提とした化粧品なのではないでしょうか?

長い歴史の中で経験的に得られた植物の力を、あるがままの自然の力を活用することが、本来のオーガニックコスメの在り方と言えるでしょう。

時代の流れの中で進化するコスメ認証基準

これまで「JOCA推奨品基準」では、ヒアルロン酸につきましては、にわとりのトサカ原料ではなく、植物原料のバイオ合成成分については、「使用可」としていましたが、今後は、セラミド、コラーゲン同様に、見直していく方針です。「JOCA推奨品基準」は、決して固定されたものではなく、その都度、必要があるときには、時間をかけて見直し、より消費者の信頼に応えられるよう改善して参ります。

様々な分野で、日々、目まぐるしく新たな技術や変化が登場するこの時代に合って、「日本オーガニックコスメ協会」は、常に消費者の美と健康、そして環境を守る活動に貢献していきたいと考えています。

 水上洋子

サステナブルビューティーショップ「Be Organic」リニューアルオープン!


サステナブルビューティーショップ
「Be Organic」リニューアルオープン!

※画像はイメージです。

サステナブルビューティーショップ「Be Organic(ビーオーガニック)丸の内本店」は、2022年12月14日(水)に銀座から丸の内に移転リニューアルオープンしました。

「Be Organic(ビーオーガニック)丸の内本店」は、世界10種類のオーガニック認証を取得した商品を体験できるサステナブルビューティーショップ、という移転前のコンセプトはそのまま。JOCAマークを取得した製品も多く揃っているので、いろいろな製品のテスターを試すことが出来ます。

またリニューアルオープン記念として、単行本「ジャパン・オーガニックコスメ」を、店舗でご購入されたお客様にプレゼント致します。

新店舗住所

〒100-6390
東京都千代田区丸の内2丁目4-1 丸の内ビルディング 4階
■TEL
03-6665-9177
■営業時間
平日・土曜 11:00~21:00
日曜・祝日 11:00~20:00
■HP(2022年12月下旬 サイト更新予定)
https://be-beauty.jp/be_organic/
■インスタグラム
Be_organic_marunouchi
https://www.instagram.com/be_organic_marunouchi/?hl=ja
■Marunouchi.com
https://www.marunouchi.com/tenants/10303/index.html

「Be Organic」リニューアルオープンについて、詳細リリースは、以下からご覧になれます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000055483.html

JOCAマークを取得するためのオーガニックコスメ製造セミナー

天然成分100%のオーガニックコスメ製造のポイント

    オーガニックコスメ推奨品マーク

JOCA製造セミナーの趣旨

最近、「日本オーガニックコスメ協会」には、「JOCAマークを取得」を希望する各化粧品メーカーよりお問い合わせが増えています。

しかし「日本オーガニックコスメ協会」のJOCAマーク基準は、ヨーロッパのコスメ認証基準よりも厳しいため、製造法についていくつかの点をクリアする必要があります。

「日本オーガニックコスメ協会」は、ぜひ多くのメーカーさんに天然成分100%のオーガニックコスメを作ってほしいと考え、この製造セミナーを開催することにしました。

このセミナーでは、JOCAマークを取得するための製造ポイント、製造会社が実際にコスメを作るさいに必要な情報を得ることができます。

JOCA製造セミナーの内容

日時: 2023年1月24日(火)15:00~17:00
参加対象者: メーカー、化粧品製造会社、ブランド企画&起業者
参加費用:
一般 5,000円(税別)
JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー及び
JOCA認定オーガニックコスメセラピスト 3,000円(税別)
15:00~15:30
世界のオーガニックコスメ認証基準の現状
  • EU、アメリカのコスメ認証基準の概要
  • JOCAコスメ基準の詳細
15:30~16:30
天然成分100%のオーガニックコスメ製造のポイント
  • 天然成分の防腐剤、天然成分の界面活性剤について
  • 植物エキスの抽出溶剤について
  • JOCAをクリアできる製造会社について
16:30~17:00 質疑応答

JOCA製造セミナーに至る経緯

「日本オーガニックコスメ協会」は、何故JOCAマークを作ったのか?

天然成分100%のオーガニックコスメ普及したい

2007年設立以来、「日本オーガニックコスメ協会」(一般社団法人)は、安心安全なオーガニックコスメを普及する活動を続けてきました。

「日本オーガニックコスメ協会」が定めたJOCA基準は、ヨーロッパのコスメ認証基準(コスモス、エコサートなど)と比較してもより厳しいもの で、天然成分100%であることが基本になっています。

「日本オーガニックコスメ協会」が、そのように厳しいJOCA基準を定めるにいたるまでには、次の経緯があります。

ヨーロッパのオーガニックコスメ基準では、何故、石油原料が「使用可」なのか?

2011年、ヨーロッパのコスメ認証団体(コスモス)が国際会議において、その認証基準の詳細を発表しましたが、その会議に「日本オーガニックコスメ協会」も参加しました。

意外なことに、発表されたその基準では、いくつかの石油由来の合成成分の使用が認められていました。

とくに気になったのは、日本の旧厚生省がアレルギー性を認めた「102種類の表示指定成分」に入っていた合成防腐剤、「安息香酸Na」、「ソルビン酸K」、「サリチル酸とその塩」、「ベンジルアルコール」なども「使用可」だったことです。

「コスモス」は、ヨーロッパの認証組織が集まって作った団体であり、その基準は世界の統一基準、つまりグローバルスタンダードを目指して作られました。

しかし、石油原料の合成成分、それも日本ではアレルギー性が指摘された合成成分を使用していても、オーガニックコスメ認証マークを取得出来る基準が、今後、世界のグローバルスタンダードになっていくことに、「日本オーガニックコスメ協会」として懸念を抱きました。

天然成分100%のコスメ基準を日本から発信

「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメに対する消費者の信頼を維持するために、より厳しい、一切の合成成分の使用を認めないコスメ認証基準も必要と考え、2015年、独自で、JOCAコスメ基準を定め、JOCAマークを作りました。

オーガニックコスメ推奨品マーク

「ともすれば天然成分だけでは化粧品は作れない」という声もよく耳にします。それは従来の化粧品製造会社の常識と言っていいでしょう。

しかし、天然成分100%というコスメ基準は、最近ではたんなる理想ではありません。

日本のコスメ製造技術の現状を踏まえたものであり、そのような製造技術こそ世界に普及する価値があると考えることが根拠になっています。

すでに天然成分100%でオーガニックコスメを仕上げる技術は、日本が世界に先駆けて達成しています。その製造技術は、消費者の素肌と体の健康に貢献するだけではなく、地球環境保全にも役立つものです。

SDGsでも掲げられて いる地球環境保全は、21世紀の重要なテーマです。 近年、UVクリームがサンゴ礁にダメージを与えていることは、世界的に問題となっているように、化粧品の合成成分もまた環境汚染となることが懸念されています。さらに石油燃料や化石燃料が温暖化の原因であることを踏まえて、世界では「脱炭素エネルギー社会」が目標として掲げられています。

化粧品もまた石油由来の合成防腐剤や合成界面活性剤にたよる製造法から脱出して、天然成分のみの製造を目指すことが求められています。

自然界に還るモノ作りは21世紀のテーマ

今後、天然成分100%のオーガニックコスメは環境を守るうえでもぜひとも必要なものです。 現在、JOCAマーク取得メーカーは40社です。天然成分100%のJOCAマーク取得製品は、世界的に見ても高い日本の製造技術に支えられた、真のオーガニックコスメです。今、JOCAマーク取得製品は、丸ビル4F「Be」、代官山「スタイルテーブル」、コスメキッチン、イオンモール、各生協、通販サイトで販売され、環境保全に関心があるこだわり派に支持され、広がり続けています。

JOCAマークを取得した各製品は、「日本オーガニックコスメ協会」のサイトで公表しています。

使う人の素肌と体の健康、そして地球環境のために

「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマーク取得を希望するメーカーのために、このオンラインセミナーを開催します。 残念ながらオーガニックコスメと称していても、数多くの合成成分が配合されている現状があります。そんな 今だからこそ、「日本オーガニックコスメ協会」は消費者に本当に信頼される真のオーガニックコスメ作りをするメーカーが増え、あいまいなオーガニックコスメとの差別化をはかってほしいと考え、このセミナーを開催することにしました。

JOCAマークは、天然成分100%を保証するものであり、真のオーガニックコスメの目印であり、消費者に真の安心安全を届けるものです。

オンライン・セミナー参加申し込みはこちらから

※セミナーは終了しました。

12/4(日)<JOCAオーガニックコスメ・セラピスト>水町三穂さんがイベントを開催します。 ~アート手ごねせっけんメディテーション~


世界に一つのアート手ごねせっけん作り
世界の特選素材とその香りと共に瞑想的にせっけんで作り上げるクリスマスのプレゼント

世界の旅やご縁で手に入れた特選素材を使ってクリスマスのプレゼントせっけんやクリスマスツリーオーナメントをせっけんでつくりましょう。

なかなか手に入らないレアな素材と、そのストーリー、そして、手でこねる気持ちよさと瞑想的な時間、そして素材の香りでリラックス。さて、どんな素材が登場するかはお楽しみ!

前日に行われるサウンドジャーニーと共にお申し込みの方はミニミニせっけんプレゼント。(八ヶ岳で1泊2日の旅もオススメですよ)

日時:
2022年12月4日(日)11:00-13:00アート手ごねせっけん作り
開催場所:
山梨県北杜市須玉町(八ヶ岳南麓)の森の中のstudio KURI又はオンラインにて。
詳細はこちらから
http://www.linktr.ee/studiokuri