JOCAマークを取得するためのオーガニックコスメ製造セミナー

天然成分100%のオーガニックコスメ製造のポイント

    オーガニックコスメ推奨品マーク

JOCA製造セミナーの趣旨

最近、「日本オーガニックコスメ協会」には、「JOCAマークを取得」を希望する各化粧品メーカーよりお問い合わせが増えています。

しかし「日本オーガニックコスメ協会」のJOCAマーク基準は、ヨーロッパのコスメ認証基準よりも厳しいため、製造法についていくつかの点をクリアする必要があります。

「日本オーガニックコスメ協会」は、ぜひ多くのメーカーさんに天然成分100%のオーガニックコスメを作ってほしいと考え、この製造セミナーを開催することにしました。

このセミナーでは、JOCAマークを取得するための製造ポイント、製造会社が実際にコスメを作るさいに必要な情報を得ることができます。

JOCA製造セミナーの内容

日時: 2023年1月24日(火)15:00~17:00
参加対象者: メーカー、化粧品製造会社、ブランド企画&起業者
参加費用:
一般 5,000円(税別)
JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー及び
JOCA認定オーガニックコスメセラピスト 3,000円(税別)
15:00~15:30
世界のオーガニックコスメ認証基準の現状
  • EU、アメリカのコスメ認証基準の概要
  • JOCAコスメ基準の詳細
15:30~16:30
天然成分100%のオーガニックコスメ製造のポイント
  • 天然成分の防腐剤、天然成分の界面活性剤について
  • 植物エキスの抽出溶剤について
  • JOCAをクリアできる製造会社について
16:30~17:00 質疑応答

JOCA製造セミナーに至る経緯

「日本オーガニックコスメ協会」は、何故JOCAマークを作ったのか?

天然成分100%のオーガニックコスメ普及したい

2007年設立以来、「日本オーガニックコスメ協会」(一般社団法人)は、安心安全なオーガニックコスメを普及する活動を続けてきました。

「日本オーガニックコスメ協会」が定めたJOCA基準は、ヨーロッパのコスメ認証基準(コスモス、エコサートなど)と比較してもより厳しいもの で、天然成分100%であることが基本になっています。

「日本オーガニックコスメ協会」が、そのように厳しいJOCA基準を定めるにいたるまでには、次の経緯があります。

ヨーロッパのオーガニックコスメ基準では、何故、石油原料が「使用可」なのか?

2011年、ヨーロッパのコスメ認証団体(コスモス)が国際会議において、その認証基準の詳細を発表しましたが、その会議に「日本オーガニックコスメ協会」も参加しました。

意外なことに、発表されたその基準では、いくつかの石油由来の合成成分の使用が認められていました。

とくに気になったのは、日本の旧厚生省がアレルギー性を認めた「102種類の表示指定成分」に入っていた合成防腐剤、「安息香酸Na」、「ソルビン酸K」、「サリチル酸とその塩」、「ベンジルアルコール」なども「使用可」だったことです。

「コスモス」は、ヨーロッパの認証組織が集まって作った団体であり、その基準は世界の統一基準、つまりグローバルスタンダードを目指して作られました。

しかし、石油原料の合成成分、それも日本ではアレルギー性が指摘された合成成分を使用していても、オーガニックコスメ認証マークを取得出来る基準が、今後、世界のグローバルスタンダードになっていくことに、「日本オーガニックコスメ協会」として懸念を抱きました。

天然成分100%のコスメ基準を日本から発信

「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメに対する消費者の信頼を維持するために、より厳しい、一切の合成成分の使用を認めないコスメ認証基準も必要と考え、2015年、独自で、JOCAコスメ基準を定め、JOCAマークを作りました。

オーガニックコスメ推奨品マーク

「ともすれば天然成分だけでは化粧品は作れない」という声もよく耳にします。それは従来の化粧品製造会社の常識と言っていいでしょう。

しかし、天然成分100%というコスメ基準は、最近ではたんなる理想ではありません。

日本のコスメ製造技術の現状を踏まえたものであり、そのような製造技術こそ世界に普及する価値があると考えることが根拠になっています。

すでに天然成分100%でオーガニックコスメを仕上げる技術は、日本が世界に先駆けて達成しています。その製造技術は、消費者の素肌と体の健康に貢献するだけではなく、地球環境保全にも役立つものです。

SDGsでも掲げられて いる地球環境保全は、21世紀の重要なテーマです。 近年、UVクリームがサンゴ礁にダメージを与えていることは、世界的に問題となっているように、化粧品の合成成分もまた環境汚染となることが懸念されています。さらに石油燃料や化石燃料が温暖化の原因であることを踏まえて、世界では「脱炭素エネルギー社会」が目標として掲げられています。

化粧品もまた石油由来の合成防腐剤や合成界面活性剤にたよる製造法から脱出して、天然成分のみの製造を目指すことが求められています。

自然界に還るモノ作りは21世紀のテーマ

今後、天然成分100%のオーガニックコスメは環境を守るうえでもぜひとも必要なものです。 現在、JOCAマーク取得メーカーは40社です。天然成分100%のJOCAマーク取得製品は、世界的に見ても高い日本の製造技術に支えられた、真のオーガニックコスメです。今、JOCAマーク取得製品は、丸ビル4F「Be」、代官山「スタイルテーブル」、コスメキッチン、イオンモール、各生協、通販サイトで販売され、環境保全に関心があるこだわり派に支持され、広がり続けています。

JOCAマークを取得した各製品は、「日本オーガニックコスメ協会」のサイトで公表しています。

使う人の素肌と体の健康、そして地球環境のために

「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマーク取得を希望するメーカーのために、このオンラインセミナーを開催します。 残念ながらオーガニックコスメと称していても、数多くの合成成分が配合されている現状があります。そんな 今だからこそ、「日本オーガニックコスメ協会」は消費者に本当に信頼される真のオーガニックコスメ作りをするメーカーが増え、あいまいなオーガニックコスメとの差別化をはかってほしいと考え、このセミナーを開催することにしました。

JOCAマークは、天然成分100%を保証するものであり、真のオーガニックコスメの目印であり、消費者に真の安心安全を届けるものです。

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※セミナーは終了しました。