日本のオーガニックコスメの現状とJOCA推奨品マーク
消費者に信頼されるオーガニックコスメ認証基準を目指して
講演内容の詳細
日本オーガニックコスメ協会代表の水上洋子です。
今日は、この「国際天然・オーガニックコスメのトレンドセミナー」にお招きいただき、ありがとうございます。ここソウルで、日本のオーガニックコスメ事情についてお伝えできる機会をいただきましたことをとても光栄に思っております。
これから日本のオーガニックコスメの現状と、日本から発信されたオーガニックコスメマークである「JOCA推奨品マーク」についてお話しさせていただきます。
現在、オーガニックフード(農産物、加工食品)の認証については、「世界統一的」な認証基準のベースがあり、それはIFOAM(国際有機農業運動連盟)によって1981年に作られたものです。
いっぽうオーガニックコスメについては、「世界統一的」な認証基準のベースとなるものはなく、アメリカの「USDAオーガニック」やヨーロッパの「コスモス」、「ネイトゥルー」など、認証団体によって異なる様々な基準があります。
オーガニックコスメの認証基準の内容は、消費者のオーガニックコスメに対する信頼感、そしてオーガニックコスメ製造者の方向性と深く関わってきます。
そうした現状にあって、「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメ認証基準は、メーカーよりも、消費者の立場から本当に安心安全な基準を作るべきであると考え、独自の基準を作り、「JOCA推奨品マーク」を普及する活動しています。
以上のような経緯を踏まえながら、日本でオーガニックコスメがどのようにして普及していったのか、さらにいくつかの日本で話題になっているオーガニックコスメ・メーカーについてもお話していきます。
オーガニックコスメという言葉は、日本では2001年から登場
日本にはもともと自然化粧品という言葉がありましたが、2001年になって初めて「オーガニックコスメ」という言葉が公の場に出てきました。
そのきっかけは、東京で「オーガニックコスメ」というタイトルの本が出版されたことからでした。この本を制作したのは化粧品メーカーではなく、環境NGO「アイシスガイアネット」でした。この環境NGOは、日本オーガニックコスメ協会の母体となった団体です。
つまり「オーガニックコスメ」という言葉は、環境NGO「アイシスガイアネット」が、今までになかったキーワードとして、安心安全なコスメを普及するための言葉として考えた出したものでした。
この本が発行されたのは2001年の2月で、それ以来、オーガニックコスメという言葉が日本で歩き始めたわけです。そして、その言葉が日本で使われ始めた時期は、世界的に見てもとても早かったと思います。この本は、日本で「オーガニックコスメ」という考え方が消費者に認知されていく上で大きな貢献をしました。
この単行本「オーガニックコスメ」には、「化粧品はムードではなく、成分で買おう」という、メッセージが込められていました。
本のシリーズから日本各地にオーガニックコスメの売り場が誕生
単行本「オーガニックコスメ」は、環境NGOが安心安全な化粧品を消費者に向けて知らせるという目的を持って発行されたのですが、まもなくデパートや特色のある売り場作りを目指すバイヤーさんたちに着目されるようになりました。
そしてバイヤーさんたちは、この本に掲載された化粧品を集めて、日本初のオーガニックコスメコーナーを作り始めたのです。そうした動きは、日本では有名な販売店である「東急ハンズ」や「ロフト」などから始まりました。
以後、この単行本「オーガニックコスメ」はシリーズ化され、3、4年おきに改訂版が出されるようになり、現在は6冊目が出ています。
そして今ではこの本のシリーズは、「バイヤーさんのオーガニックコスメのバイブル本」とも言われるまでになったのです。
つまり安心安全な成分のコスメという情報にこだわった一冊の本が、日本全国に売り場を作り出し、それに刺激を受けた会社や人が新たなオーガニックコスメブランドを作るというように、オーガニックコスメが普及していく上でたいへん望ましい循環が生まれたのです。
この循環がたいへんうまくいったことから、日本では早くから、オーガニックコスメが一般の消費者の間に持続的に浸透していきました。
そのように、日本のオーガニックコスメの最初の発信と普及は、化粧品販売の会社やマーケティング戦略の専門家によってしかけられたものではなく、安心安全な製品を知らせたいという環境NGO活動から始まったものでした。その活動がひとりひとりの消費者の支持を得て、自発的な草の根運動という形となって広がっていったのです。
その後、この「オーガニックコスメ」という単行本を製作した環境NGO「アイシスガイアネット」を母体として、「日本オーガニックコスメ協会」が設立されました。現在、日本オーガニックコスメ協会は、消費者の立場から、本当に安心できる化粧品情報を伝えるための活動をする一般社団法人として登録されています。
日本オーガニックコスメ協会の活動の目的は、まずは消費者の立場で、本当に安心安全な
コスメを知らせていくことにあります。そのために、世界の認証団体を取材したり、出版やイベント活動をしています。
日本は、天然成分100%のコスメ製造技術が進んでいる
消費者がオーガニックコスメに求めるものは、第一に安心安全な成分で作られていることです。
化粧品製造にとって、もっとも重視されるポイントは、保存期間ですが、これまで一般的な化粧品は、石油由来の合成防腐剤でそれを実現してきました。
一般的な化粧品に使われてきた石油由来の合成防腐剤というと、世界的に使われているものとして次のような成分があります。
- パラベン
- フェノキシエタノール
- 安息香酸Na
- ソルビン酸およびその塩類
- サリチル酸およびその塩類
- デヒドロ酢酸およびその塩類
- ベンジルアルコール
今、オーガニックコスメを志向する日本のいくつかの製造会社では、従来の石油系合成成分の防腐剤を一切使うことなく、抗酸化力が高い植物を活用することによって、保存性を高める製造技術を発達させてきています。
日本のオーガニックコスメには、次のような植物成分が、天然の防腐剤として使われています。
- ローズマリーサポニン
- グレープフルーツ種子エキストラクト
- ヒノキチオール
- セイヨウシロヤナギエキス
- 甘草根エキス
- レウコノストック/ダイコン根発酵液
- オリーブ葉エキス
- オウバクエキス
- 防腐効果が高い精油類(クラリセージ油、ローズマリー油、フランキンセンス油など)
そのほか穀物から作られたエタノール、すなわちアルコールも天然の防腐剤として使われています。天然の防腐剤は一種類だけでは防腐力が弱いので、いくつかの種類をブレンドして使用することが多いようです。
防腐剤のほかに化粧品製造にとっての重要なポイントとして、本来混じり合わない水と油を混ぜ合わせるための乳化剤があります。これにつきましても、日本のいくつかの製造会社は、合成の乳化剤を使うことなく、天然成分の乳化剤を使っています。
従来、一般的なコスメは、製造において、防腐剤や乳化剤も天然成分で作ることは、とても難しいと考えられてきました。
しかし、たいへん素晴らしいことに、今の日本のコスメ製造会社のいくつかは、天然成分の防腐剤や乳化剤だけで、天然成分100%のオーガニックコスメを仕上げることに意欲的に取り組み続け、すでに成功しています。
事実、日本の市場に出ているオーガニックコスメ製品を見渡してみると、石油系合成成分を一切使わずに製造され、販売されている製品が数多く存在しています。もちろん一般的な化粧品と比べるとその割合はわずかですが、天然成分100%という化粧品の数は、日本が世界でも最も多いと言っていい状況があります。
たとえば2013年に発行された単行本「オーガニックコスメ」でも、石油系合成成分を一切使用していない300 以上の製品が、スキンケアからメイク用品、ヘアケアにいたるすべてのアイテムにおいて掲載されています。
石油系合成成分を一切使わない化粧品製造は、今や日本ではたんなる理想ではなく、現実的なものになっているのです。
天然成分100%のメイク用品を作ったのは日本が最初
天然成分100%で仕上げるという日本のコスメ製造技術が、世界的にもすぐれていることは、天然成分100%のメイク用品が、世界に先駆けて登場した事例をあげることができます。
2006年には、日本の一メーカーが、天然成分のみで、ファンデーション、リップスティック、アイライナー、アイシャドー、チークにいたる、メイク用品のほとんどのアイテムを実現しましたが、これは世界最初のことでした。
ヨーロッパのオーガニックコスメの場合でも、メイク用品のファンデーションやアイライナーに関しては、乳化剤として合成界面活性剤が使われていることがほとんどでした。
それに対して、この日本メーカーの場合は、天然の乳化剤であるレシチンのみでなめらかな付け心地を実現しました。つまり日本のオーガニックコスメの製造技術は、スキンケア、ヘアケアだけではなく、そしてメイク用品にいたる、あらゆるアイテムを天然成分100%で仕上げることを可能にし、今や世界でも最高のレベルに達していると言えます。
消費者の立場から天然成分100%のオーガニックコスメ基準を普及
最初にも述べましたが、現在の認証状況を把握する際の基本的な認識として、有機食品については、「世界統一的」な基準となるベースがあるけれど、オーガニックコスメには、「世界統一的」な基準となるベースがないということがあります。オーガニックコスメ認証に関しては、認証団体によってかなり異なる基準になっているという状況が続いています。
さて各認証団体のコスメ認証基準の違いにおいて、もっとも重要なポイントとなるものは何かというと、それは石油系合成成分の使用についてどこまで「認めるか、認めないか」です。
現在、世界の様々な認証団体の基準を比較してみると、石油系合成成分の一部を認める基準を掲げている団体と、一切、認めていない基準を掲げている団体があります。
石油系合成成分の使用を一切認めないコスメ認証基準を定めているのは、アメリカの「USDAオーガニック」、ドイツの「デメター」です。そして「日本オーガニックコスメ協会」の「JOCA推奨品マーク」も石油系合成成分の使用を一切認めないコスメ認証基準を定めています。
コスメの認証基準は、今後、オーガニックコスメの製造方法にも大きな影響を与えるものです。もし合成防腐剤や合成界面活性剤の使用を認める基準のみが普及すると、オーガニック植物エキスが配合されているけれども、防腐や乳化は、合成成分にたよる、製造方法が当たり前になってしまいます。
すでに日本では、あらゆるアイテムにおいて、天然成分100%のオーガニックコスメ製造が可能になってきています。そうした状況を踏まえて、「日本オーガニックコスメ協会」は、消費者の立場から、本当に安心安全と言える厳しい基準を普及していきたいと考えています。
消費者の立場から天然成分100%ベースのコスメ基準を作る
2015年、「日本オーガニックコスメ協会」は、消費者の声に応える形で、独自の天然成分100%のオーガニックコスメ基準を作りました。
そのオーガニックコスメ基準が「JOCA推奨品基準」です。
「JOCA推奨品基準」は、「日本オーガニックコスメ協会」が17年以上にわたって単行本「オーガニックコスメ」シリーズを監修発行してきた実績と、世界の認証団体を現地で取材してきた経験をもとにして作りました。
また「JOCA推奨品基準」をクリアしている製品のみにつけられる「JOCA推奨品マーク」も発行しました。
「日本オーガニックコスメ協会」のもうひとつの活動として、安心安全にこだわるオーガニックコスメ製造会社と協力して、天然成分100%で製品を作るという取り組みを奨励し、天然成分による防腐方法や乳化方法などを実際に実現してきました。
「日本オーガニックコスメ協会」のJOCA推奨品基準は、天然成分のみの製造にこだわる厳しいものですが、そのような基準を定めることによって次のことを目標にしています。
1、消費者の立場から、本当に信頼できるオーガニックコスメを普及すること。
2、オーガニックコスメを製造するメーカーの指針になり、さらに日本のオーガニックコスメ製造技術を進歩促進させることにつながること。
「日本オーガニックコスメ協会」は、消費者の安心安全を求める声に応え、同時にそのように尽力するメーカーを応援し、ノン合成成分、自然界に循環できる天然成分100%のコスメ認証基準を発信していきたいと考えています。オーガニックコスメは、人体にとって安全性が高く、環境にも負担をかけない持続可能な製品というイメージがあるからこそ、これまで消費者から大きく支持され期待されてきました。消費者のオーガニックコスメヘのさらなる信頼を高めるためにも、製造者はより安全な製品作りに尽力すべきではないでしょうか。
「JOCA推奨品マーク」を取得している35メーカー
現在、日本では化粧品は、全成分表示が義務づけられていますが、化粧品の成分は難しく、成分名を見てどのようなものであるかを判断できる消費者はほとんどいません。
「日本オーガニックコスメ協会」が作ったJOCA推奨品基準マークは、消費者に対して、その化粧品が天然成分100%で作られていることを保証し、安心安全にこだわる製品を選びしやすくすることを目的としています。
現在、35メーカーが、「日本オーガニックコスメ協会」の「JOCA推奨品マーク」を取得しています。これらのメーカーは、その規模は大小さまざまですが、たとえ化粧品成分がわからなくても安心安全にこだわる消費者に応える製品を届けていきたいという姿勢は同じです。
これらのメーカーは、それぞれがたいへん個性的で、社会的な意義のある取り組みをしています。もともと一消費者であった人が、化粧品成分を勉強した後、オーガニックコスメ・メーカーとなり、その製品が「JOCA推奨品マーク」を取得しているケースもあります。
こちらは、「アルテ」というオーガニックコスメ・メーカーですが、「日本オーガニックコスメ協会」のプロデュースのもとに、本当に安心安全と言えるオーガニックコスメの実現を目指して設立されました。長野県で有機栽培のハーブガーデンを作り、日本の伝統的な植物療法にもとづいて製品作りをしています。
あるいは、へちま水や紅花、米ぬかなど伝統的な日本の美容法を守り続けているメーカーもあります。
そうした例として、「漢萌(kanpou)」というメーカーがあります. このメーカーは、1200年前の王朝時代の貴族たちが使った美容法を研究し、それをもとにして製品を作っています。
そのほか「地域興し」として有機農産物や地域特有の植物を使って化粧品を作っているメーカーもあります。
たとえば、有機栽培の月桃やハーブ、白樺の樹液を使った製品などがあります。
こちらは、「ぷろろ健美堂」というメーカーのオーガニックコスメで、北海道の先住民族であるアイヌの人々が飲んできた白樺の樹液を使った製品です。白樺は、現代科学において、素晴らしい抗酸化成分に富むことが証明されています。
「JOCA推奨品マーク」を取得している各メーカーは、天然成分100%で化粧品を仕上げることを追求しており、独自の防腐剤や界面活性剤の開発にもたいへん積極的な取り組みをしています。
これらのメーカーはお互いに協力して、オーガニックコスメ認証基準については、むしろ日本から積極的に世界に向けて天然100%基準を発信し、それによって本物のオーガニックコスメを普及していきたいと、たいへん意欲的な意識を持っています。
世界へ、天然成分100%の「ジャパニーズ・オーガニックコスメ」を発信
「日本オーガニックコスメ協会」は、その国の現実的な水準に合せて、様々なオーガニックコスメ認証基準があっていいと考えています。
日本ではすでに、天然成分100%でオーガニックコスメを仕上げることが可能になっているわけですが、その日本の高い製造技術は、今後、オーガニックコスメを求める世界の女性たちの要望に真の意味で応えるものであり、他国へも伝えていきたい価値あるものと言えます。
日本のオーガニックコスメ製造技術は、「消費者に本当に安心安全なものを届ける」という理想に貢献するものです。
「日本オーガニックコスメ協会」の具体的な次の活動として、来年の春には、単行本「ジャパン・オーガニックコスメ」という本を発行致します。これには、現在、JOCA推奨品マークを取得している日本のオーガニックコスメの製品を掲載します。
2020年には、東京オリンピックが予定されており、それとともに日本の文化に対して関心が高まってきていますが、すぐれた製造技術に裏付けられた日本のオーガニックコスメは、世界的にも伝える価値があるものと考えています。
(最後に)
地球環境と共存する、新しいモノ作りを示唆するオーガニックコスメ
現在、世界中の多くの消費者が、化粧品に石油由来の合成成分が使われていることに懸念を抱くようになっています。
石油から作られた多くの合成成分は、洗剤や化粧品、そしてプラスチック製品となって現代生活にあふれていますが、自然界に循環できないゴミとなって、地球環境を汚染し続けています。
とくに近年は、マイクロプラスチックのゴミが、世界の海を汚染し、魚類や海に棲む動物の汚染と死滅を招いていることが問題となっています。
マイクロプラスチックはいわゆるポリエチレン末で、ポリ袋やポリ容器、その他のプラスチックが砕かれて小さな細片になったものの他に、化粧品として洗顔料のスクラブ成分としてあらかじめミクロ単位のプラスチックが配合されている製品からゴミとなって世界中の海洋を汚染し、海の生態系を壊しています。
またUVクリームに含まれる紫外線カット剤が、サンゴを死滅させてしまうという問題も出ています。
そのように、合成成分で作られた化粧品が、環境を汚染する問題が浮上してきています。
今、私たちは、世界的な規模の環境汚染の中で揺れ動いていますが、それは私たちが生活の中で使ってきたものが引き起こしたものです。そのことと真摯に向かい合うとき、オーガニックコスメは、地球環境の改善にも大きな影響を与えるものであることが見えてきます。
真のオーガニックコスメの製造は、自然界を循環する原料を用いて、製造中も工場の周囲を汚染しない方法をとるべきとしています。
そのような真のオーガニックコスメの製品作りの姿勢は、実はこの21世紀において、コスメの分野だけではなく、ほかの製品作りにおいても大きなヒントとなるものです。
自然界を汚染しない科学、そして製品作りは、21世紀にはますます必要とされています。自然界で循環する素材にこだわり、同時に製造時にも、環境を汚染しないように配慮することというオーガニックコスメが提案するモノ作りの姿勢は、人の暮らしと地球環境との共存が求められる時代において、あらゆる分野のモノ作りに反映されるべき考え方となることでしょう。
オーガニックコスメは、生活者の意識をオーガニックライフへと導く
オーガニックコスメは、生活者一人ひとりの意識を変えるきっかけにもなります。それまで一般的な化粧品を使ってきた人が、オーガニックコスメを使い始めたことによって、生活で使うものを見直すようになり、生活全体がオーガニックライフになったという事例も実際に数多く出ています。
モノを作る人、そしてモノを消費する人、一人ひとりの意識が高くなれば、その結果、おのずと環境汚染もまた歯止めがかかることになります。
「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメの普及を通じて、自分や家族を守るための健康志向を促し、同時に消費者一人ひとりの自然への敬意と環境意識を高めていきたいと考えています。
そのため、日本オーガニックコスメ協会は、化粧品成分について学ぶ講座を開催する活動もしています。本当のオーガニックコスメを選べる人が増えるためには、化粧品の成分について理解できる消費者を一人でも多く増やさなければならないと考えるからです。
真のオーガニックコスメの普及は、地球環境を守り、そして私たちの健康を守る上でも大きな意義があることを「日本オーガニックコスメ協会」は確信しています。
まさに真のオーガニックコスメの普及は、地球環境と共存する新時代にふさわしい指針を示すことになりましょう。そしてその指針は、未来の世代のために汚染のない地球を残していくことにつながっていくと、「日本オーガニックコスメ協会」は考えています。
長い間、ご清聴をありがとうございました。
これにて「日本のオーガニックコスメ事情と日本のコスメ認証」についての講演を終わらせていただきます。
(了)
2019年5月9日 韓国ソウル「COEX Hall」セミナールームにて講演