2013年4月8日(月)の産経新聞に日本オーガニックコスメ協会の取材記事が掲載されました。
2013年4月8(月)の産経新聞『市場は年々拡大も定義曖昧 自然派・オーガニック化粧品』の記事に、日本オーガニックコスメ協会代表 水上洋子の取材内容が掲載されました。

2013年3月13日(水)『植物の力で美肌力が蘇る オーガニックコスメ』が発行されました。
価格:1,785円(税込) (全国の書店でも発売!)
出版:㈱アイシス
アイシスでは、2001年から本物のオーガニックコスメを広めたい、という思いから単行本「オーガニックコスメ」を編集・発行してきました。今回、掲載されている製品は、すべて日本オーガニックコスメ協会の厳しい基準で選ばれたものばかりで、オーガニックコスメのバイブルともいわれてきました。2009年に発行された5回目の「オーガニックコスメ厳選303」は、昨年台湾語に翻訳され、台湾で発売されました。
このたび、この「オーガニックコスメ」シリーズの第6弾、最新版『植物の力で美肌力が蘇る オーガニックコスメ』が3月13日(水)に発売されました。今回の取材では、日本オーガニックコスメ協会のオーガニックコスメ・アドバイザーも参加して、「本物のオーガニックコスメ」を広めたいという熱い思いがしっかりとこもった単行本に仕上がりました。
掲載ブランド一覧
クレコス、24hコスメ、ドクターハウシュカ、ラヴェーラ、エムアイエムシー、紅花染 新田、ズイ オーガニック、ナチュラグラッセ、漢萌、漢萌アイシス・オリジナルコスメ、スウィーツソーパー、アンナトゥモールコスメ、京都ちどりや、華密恋、ネオナチュラル、まかないこすめ、アルテ、オードリーインターナショナル、リマナチュラル、アムリターラ、パックスナチュロン、クオン、ネローラ花香房、ハーティハート、私の部屋、オーガニーク、メイドオブオーガニクス、本宮石鹸工業所、美容文化社、シタァール、藍色工房、プアマナ、サンクスビー、オーガニック・ボタニクス、中島ハッカ、オーブリー・オーガニクス、ヴェレダ、ナイアード、マルティナ、クリエーション・ハーバル・プロダクツ、オリプレ、D-エクストラ、ムクティ、バジャー、プリマベラ、太陽油脂、セレクション・Dr・ヴァルネ、モンルトゥール、ラ・フルール、ロタンシェル
『オーガニックコスメ』は、全国の書店の他、「オーガニック生活便」サイトから
ご購入いただけます。
価格:1,785円(税込)
出版:㈱アイシス

厳選された47ブランド、製品303を掲載されたオーガニックコスメ書籍の決定版。
掲載化粧品は、アイシスガイアネットが化学分野の専門家と協力して、 しっかり成分をチェックしています。前半では「オーガニックコスメと自然療法の歴史」、 「なぜ石油から化粧品が作られるようになったのか」、 「現代の化粧品の問題点」、について述べ、 そのほか安全な化粧品を選ぶポイントについても解説しています。
いつまでも美しく健康な素肌を守り、本物のオーガニックコスメを選びたい人にとって、必読の書です。
合成成分が多く使われている現代の化粧品から 消費者の肌トラブルを守りたいという視点に立ち、 「オーガニックコスメ」シリーズとして発行され続けています。
初日21日は、午前中から来場者が多く訪れ、にぎわいを見せていました。
12:00から、アイシス&日本オーガニックコスメ協会として、
「消費者から信頼されるオーガニックコスメメーカーとは」というテーマで水上洋子が講演しました。会場の約90席が埋まり、オーガニックについての関心が高まっていることを実感しました。
現代のさまざまな問題を解決していく鍵はやはりオーガニックです。
日本オーガニックコスメ協会は、「衣食住」オーガニックライフを伝えていこうという思いを新たにしました。
「日本オーガニックコスメ協会」は、安心安全、かつ植物の美容効果を活用したオーガニックコスメを広げることを主な活動としています。これまで単行本「オーガニックコスメ」シリーズ(2001年 第一回発行)を発行し、オーガニックコスメ教室を開催してきました。そうした活動を通じて、消費者に安全な化粧品を知らせるとともに、各自然化粧品メーカーが安全性の高い製品を作るようにと働きかけてきました。
近年、「オーガニックコスメ」という言葉が消費者や販売者の間に広く浸透しましたが、安全性の高い製品を撰ぶには、化粧品の全成分を読み取る力が必要です。たとえばナチュラルやオーガニックを謳っている化粧品の中にも、不安のある合成成分が使われているものも数多くあります。しかし化粧品の成分は、一見、とても難解なために、専門家でない限りわかりにくいという現状があります。
食べ物と同様に、安全性の高い化粧品を選ぶ目を養うことは、美しい肌と健康を守るための基本です。
「日本オーガニックコスメ協会」では、オーガニックコスメの知識と、安全な化粧品を選ぶことができる力を養い、また植物療法を活用したオーガニックコスメの使い方を伝えることを目的として、2010年10月より「オーガニックコスメ・アドバイザー養成講座」を開講しました。
「オーガニックコスメ・アドバイザー養成講座」短期集中講座内容3ヶ月間(6月、7月、8月予定)
月1回の出席で一日4回分の講座を受講することができます。
※各80分の講座となります。
※全講座終了後に試験とレポート提出。
合格者にはオーガニックコスメ・アドバイザー資格を授与します。
2010年10月よりスタートした日本オーガニックコスメ・アドバイザー養成講座は、
2011年4月を持って、第一期が終了いたしました。
アドバイザー養成講座では、15名の方々が、修了及び認定を受けた第一期生になりました。
第1回 現代のコスメ事情と基本的な知識 Ⅰ
第2回 現代のコスメ事情と基本的な知識 Ⅱ
第3回 ラベル(成分)の読み方(1)
第4回 オーガニックコスメに使われる植物の効用
第5回 オーガニックコスメに使われる植物の効用
第6回 ラベル(成分)の読み方 (2)
第7回 オーガニック・ヘアケア
第8回 オーガニックコスメの作り方
第9回 オーガニック・メイク
第10回 ラベル(成分)の読み方(3)
第11回 肌別・悩み別コスメの選び方やケア方法
第12回 オーガニックコスメの未来
2009年10月7日、8日、9日の三日間、ビックサイトにて、「BioFach Japan オーガニックEXPO2009」が開催され、「日本オーガニックコスメ協会」も参加しました。この催しは、もともとドイツのオーガニック見本市「BioFach」から始まった日本版で、海外や日本のオーガニックフードやオーガニックコスメ他のオーガニック製品が勢揃いします。今回は、世界22ヶ国 (日本を含む) から出展社数229社が参加し、オーガニックコスメやオーガニックワインのブースが多く出ました。
「2009年のオーガニックEXPO」。今年の特徴は、オーガニックコスメとオーガニックワインの出店が目立ちました。(写真左)
「アイシス」は、「オーガニックコスメ」のブースを作りました。(写真右)
2日目の8日は台風というアクシデントにも見舞われたにも関わらず、今回の来場者は、3日間で合計 13,688名という盛況ぶりで、時代的にもオーガニックに関心を抱く人たちが増えていることを実感しました。
バーグ文子さんもゲスト出演「BioFach Japan オーガニックEXPO2009」と並行して、三日間にわたって、オーガニック情報に関した各セミナーも開かれましたが、それぞれ大変好評で立ち見席も出るほどの賑わいとなりました。
オーガニックフードやオーガニック認証など、各セミナーは、立ち見が出るほど参加者が多かった。
9日には、15時30分から「日本オーガニックコスメ協会」の水上洋子が講演をしました。テーマは「オーガニックコスメの歴史と今後の課題」でした。
「日本オーガニックコスメ協会」も講演をしました。タイトルは、「オーガニックコスメの歴史と今後の課題」。
会場には多くの方がいらして満席となりました。講演の内容は、「2001年にオーガニックコスメという言葉が日本で作られたこと」や「オーガニックコスメのレシピは、世界各地の伝統的美容法が基本になっていること」に及びました。またこの講演では、「日本オーガニックコスメ協会」の顧問アドバイザーを務めるバーグ文子さん(ロンドン・スクール・オブ・アロマテラピー(LSA) 日本校校長にもゲスト出演していただき、古代エジプトの化粧品について、15分ほどお話していただきました。バーグさんは、エジプトで人気があった香油「キフィ」を作ってきましたので、会場を訪れた方々にこの香油を回して、オーガニックで優雅な古代の香りを楽しんでいただきました。
「エジプトのオーガニックコスメ」について語るアロマセラピスト、バーグ文子さん
7月9日、アイシス編集部はドイツを訪れ、ボン市にある『IFOAM(アイフォーム)』本部をインタビューしました。『IFOAM』は、ヨーロッパで、もっとも早くから有機運動をリードしてきた国際NGOです。
世界各国のメンバーと協力して有機運動を推進するボン市は、世界でもっとも有名といっていい音楽家ベートベンが生まれた町で、あちこちに彼にちなんだ建物があります。ボン大学もあるので学生の姿も多く、街にはのんびりとした空気が流れていました。
『IFOAM』本部があるボン市。ベートベンが生まれた町です。市庁舎前に銅像がありました。
『IFOAM』本部は、ボン郊外の緑に囲まれた、モダンな建物の中にありました。
今回、日本から来たアイシスガイアネットの取材のために『IFOAM』側で応対してくれたのは、シニアマネジャー(総務人事部長)トーマス・チャプカさん、メンバーズコーディネーターのサラ・バンダさんと、そして会長のキャサリンさんでした。(アイシス編集部が、ここを訪れるきっかけを作ってくれたのは、日本における『IFOAM』の「世界理事」を勤めている郡山昌也さんです。ありがとうございました)。
ドイツ出身のトーマスさん(写真左端)。13年間、アイフォームで活動してきました。
『IFOAM』の活動は、1972年、フランスからスタートしました。
『IFOAM』が、30年以上の歴史を通じて作ってきたオーガニック基準は、いろいろな各団体の基準作りのベースになっています。今では誰もが知るようになった環境マネジメントシステムの『ISO』も、『IFOAM』の協力のもとに基準を設けています。また有機の世界基準を目指した「CODEX委員会」の有機食品ガイドラインを作るときにも、『IFOAM』の基準がベースになっています。また『IFOAM』は、国連と一緒に、オーガニックをテーマにした会議やセミナーもオーガナイズしています。
しかし13年間、『IFOAM』で活動してきたトーマスさんによると、
「今でこそ、国連ともいい協力関係を築いていますが、以前の『IFOAM』は、まだそんな大きな信頼を得ていませんでした。環境破壊や食品の安全性などが、世界的な課題になってくるとともに、『IFOAM』の価値が認められ、評価されるようになったのです」。
IFOAM本部のスタッフとアイシス取材班。なごやかに、ときには熱く語りました。(写真左端から)トーマスさん、キャサリンさん、サラさん、アイシス取材班。
『IFOAM』の会員として所属する団体は、現在、750団体。オーストラリア、イタリア、ウガンダ、インド、日本など、116ヶ国に広がっており、世界各地に『IFOAM』の支部があります。
トーマスさんは、『IFOAM』の活動の方向性について、次のように語りました。
「有機農業は人、動物、土壌の健康を守ります。環境保護やエコロジーという世界的なテーマから見ても、有機農業の推進は欠かせません。また最近は、大きな資本があるところが有機という分野にビジネスを展開するようになっていますが、アジアやアフリカの小規模農家が守られていくような公平さが必要だと考えています」。
ボン市の本部に常駐しているのは、15人のスタッフ。ヨーロッパやアメリカだけではなく、中国、イタリア、アフリカから来たスタッフもおり、まさに国際NGOとしてのインターナショナルで民主的な空気が感じられました。
オーガニックコスメの世界基準を提案したい会長のキャサリンさんには、『IFOAM』とオーガニック化粧品の認定基準について質問をしました。
「最近、『IFOAM』に、オーガニックコスメの世界基準を作って欲しいという依頼があちこちから来ていることはたしかです。しかし現在、『IFOAM』には、化粧品成分に詳しいスタッフがいないため、すぐに世界基準を作るのは難しいと思います」。
アイシス取材班の通訳を務めてくれたのは、ドイツ在住のベアーテ・安藤さん(写真右)。ドイツのオーガニックコスメの仕事もしています。
ヨーロッパでは、民間団体によるオーガニックコスメの認定がすでに始まっていますが、その基準には、かなりの化学成分も認められています。
そのことをキャサリンさんに伝えたところ、『IFOAM』には、加工食品の基準があるので、これを参考にオーガニックコスメの世界基準を作るのがいいかもしれませんね」という答えが返ってきました。「化粧品は、食べ物と同じぐらいの安全性が求められるべきだと思いますから」。そのキャサリンさんの言葉には、深い共鳴を覚えました。
会長のキャサリンさん。第一印象は、アメリカから来た『鉄の女』。じつはとても優しい方でした。
じつは2011年には、韓国で『IFOAM』の世界大会があり、そこではオーガニックコスメの認定について議題が出される予定があるとのこと。
「韓国と日本は近いことですし、ぜひアイシスガイアネットも『IFOAM』のメンバーとして参加して、オーガニックコスメの世界基準を提案してください」という要請がトーマスさんから出ました。
アイシスガイアネットとしても、これまで単行本『オーガニックコスメ』を出版してきた活動をもとに、日本からオーガニックコスメの世界基準について提案していきたいという意向を持っていたので、トーマスさんの言葉におおいに励まされた思いでした。
今年、アイシスガイアネットは、消費者がわかりやすい化粧品成分辞典の製作をスタートさせました。できれば2011年『IFOAM』の世界大会までにこの辞書を完成させたいと考えています。
インタビューが終わり、ほっとして全員にっこり。