SDGsと豊かな暮らしをテーマにした「GOOD LIFEフェア」。
テーマは、たんなるモノの豊かさではなく、本当の意味で豊かな暮らしを考えること。
「日本オーガニックコスメ協会」は、「GOOD LIFEフェア」の健康&ビューティエリアに出店します。
心と体の美と健康、そして地球環境のために、本当に豊かな暮らしを作っていきませんか?
オーガニックコスメメーカー様、オーガニックコスメ・アドバイザーの方々、そのほか様々な方々との出会いを心より楽しみをしています。
SDGsと豊かな暮らしをテーマにした「GOOD LIFEフェア」。
テーマは、たんなるモノの豊かさではなく、本当の意味で豊かな暮らしを考えること。
「日本オーガニックコスメ協会」は、「GOOD LIFEフェア」の健康&ビューティエリアに出店します。
心と体の美と健康、そして地球環境のために、本当に豊かな暮らしを作っていきませんか?
オーガニックコスメメーカー様、オーガニックコスメ・アドバイザーの方々、そのほか様々な方々との出会いを心より楽しみをしています。
現代の多くの化粧品は、女性たちのからだにあまりにも大きな負担をかけています。
そのことを実感したのは、ある化学物質過敏症の女性と出会ったときでした。長年、彼女は、東京でネイルサロンを経営していたのですが、ある日、突然、化学物質過敏症になってしまったとのことでした。そのため、ネイルサロンを閉めざるを得なくなり、その後は、手や指のマッサージをしたり、ナチュラルなオイルを使うなどのハンドケアのお店に切り替えたとのことでした。
次に記したのは、一般的なマニキュアの全成分の一例です。
こうしてみると、「マカデミアナッツ油、クエン酸、コーン油、酸化チタン、酸化鉄」以外はすべて石油由来の合成成分で、揮発性があるものがほとんどです。
他のマニキュアもほぼ似たような揮発性の合成成分が使われています。塗るときには液体で、さっと乾くことが求められます。建築や車の塗料と同じような化学物質が、マニキュアに使われているのです。こういうものを日々、使う仕事をしていれば、なるほどCS(化学物質過敏症)になっても不思議はありません。
今や、マニキュアだけではなく、スキンケア、メイク用品、シャンプーにいたるまで、一般的に市場に出ている化粧品の全成分を見てみると、水とエタノール以外は、石油で作られた合成成分がオンパレードというコスメが圧倒的に多いことに驚かされます。
たとえばよく広告も出している某メーカーのクリームの全成分を見てみましょう。このクリームは、エイジングを売りにするクリームで、その価格もかなり高額と言っていいものです。
この中で、天然成分はというと、「レチノール、水溶性コラーゲン、濃グリセリン、ベヘニルアルコール、エタノール、メドウフォーム油、酵母エキス(3)、無水エタノール、マリンエラスチン、クララエキス、カノコソウエキス、β-カロチン」くらいのもので、後はすべて石油由来の合成成分です。
「レチノール」は、合成ビタミンAでアンチエイジング成分として有効ということになっていますが、成分抽出の過程で合成成分や合成防腐剤が使われています。同時にそのほかの天然成分もどのような溶剤で抽出しているかはわかりません。おそらく石油系の溶剤で抽出されていたり、合成防腐剤が使用されるのがほとんどなので、本当の意味での天然成分とは言いがたいものになります。
しかし多くの女性たちは、化粧品が何で作られているのかは気にも止めず、メーカーが発信するイメージ広告やうたい文句に魅了されるままに、化粧品を使い続けています。
近年、以前にはなかったアレルギーやアトピー、そしてCSなどの疾患が世代を超えて増え続けています。その一因として、女性たちが使う化粧品も大きく関与しています。
基本的に主に石油から合成された成分は、細胞を酸化させてしまうため、エイジングケアどころかかえって肌の老化を速めてしまいます。
化粧品の全成分をみても、ほとんどの女性はひとつひとつの成分が何からできているのかを知らないまま、デザインやうたい文句だけで化粧品を購入しています。
「女性が化学に弱い?」ことを良いことに、あまりに合成成分が多いコスメが販売され続けています。それは必ず「経皮毒」となって、ある日、深刻な症状を発症します。
アレルギーやアトピー、そしてCSに悩む方々は、まずは食品の添加物や芳香剤や殺虫剤などは避けるようにしますが、意外にも化粧品は見逃されていたりします。
しかし華やかなCMや広告は、女性たちの視線を化粧品の本当の中身から反らしてしまい、あたかもサイレンの歌に誘惑される船人のように美しいイメージに誘われるがままにふらふらと購入してしまうわけです。
女性たちがあまりにコスメメーカーの華やかなCMや広報に踊らされて、化学物質を体内に蓄積してしまう結果になっていることに危機感を抱かざるを得ません。
女性が子供の母親になることを考えると、その母体がすでに、美しさを求める行動の中で、汚染されているというのは、本当に怖いことです。
さらに、そのような化粧品を買うことに慣れた母親たちが、さしたる疑問を抱くことなく、赤ちゃんや子供たちにも合成成分でいっぱいのスキンケアやシャンプーを使うことです。
ぜひとも化粧品の全成分がわかる女性を増やさなければ、本人の健康はもちろん子供やその家族にも、病気やアレルギーが広がってしまう!
女性は化学が苦手だからで済まされる問題ではなく、次の世代にも関わってくる問題です。
そんな危機感から、2010年から「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメ・アドバイザー講座を開催することにしました。
さらに2017年、「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマークを作りました。
これは、たとえ化粧品の成分がわからない人でも天然成分100%の化粧品を選べるようにするためのものです。
もし女性たちのからだに様々な問題が表れていたら、それは必ず子供たちに及びます。
ぜひ女性たちにもっと化粧品のことを知ってもらいたい。
自分を守り、そして子供や家族を守るワイズウーマンが増えてほしい。
そんな思いを抱きながら、「日本オーガニックコスメ協会」は、活動を続けています。
2022年7月19日
この「JOCAオーガニックコスメ辞典」は、本当にナチュラルな成分だけで作られた化粧品が欲しいと考えている人のために、化学者や化粧品製造者の協力を得て制作されました。
「現代の化粧品の主成分は、石油です」というと、ほとんどの方が驚きますが、でもそれが現状です。
ようやく2001年、化粧品の全成分表示が義務付けられ、誰もが化粧品の中身を知って購入することができるようになったはずでしたが……。
しかし相変わらず多くの消費者は、化粧品の中身を気にしないまま、うたい文句やデザインの好みなどで購入し続けています。
何故でしょうか?
それは、全成分をみても、そのひとつひとつが一体何から作られているのかという知識をほとんどの方が持っていないからです。
石油から作り出された合成成分は、自然界にないものも多いため、素肌だけではなく、体にもダメージを与える懸念があります。
食品添加物や化粧品に使われる石油由来成分については、早くからヨーロッパの欧州食品安全機関「エフサ」は、懸念を表明してきました。とくにワセリンやミネラルオイルなどの石油由来成分には、発がん性物質が含まれているため、リップスティックなどには使わないようにという勧告も出しています。
近年、「オーガニックライフ」を実践したい人は増えています。それは自身や家族の体を化学物質による体内汚染から守るためでもあり、地球環境と共生していきたいと考える人たちです。
その際、食品はオーガニックなものを選んでいても、化粧品となると、オーガニックライフとは程遠く、合成成分いっぱいの化粧品やシャンプーを使っている人が多いのが現状です。それは、消費者が化粧品の成分を読み解く手段がないからです。
もし女性たちが本当に安心安全なものを選べる知識が無ければ、そのことは家族や次世代の健康にも暗い影を落とします。
化粧品は、食べ物の次に人の体にとって身近であり、影響の大きなものです。女性が本当に安心安全なものを選ぶことは、当人だけではなく、その周りにいる人たちの健康と、そしてすこやかな人生を守ることにつながります。
ぜひ総合的なオーガニックライフを目指して、食べ物と同じく、日々使う洗剤や化粧品、シャンプーも安心安全なものにしてほしいと、この辞典を制作しました。
またこの辞典は、安心安全なオーガニックコスメを作りたいと考えるメーカーにとっても、使用する成分を決めるさいの基準になることと思います。
自身の素肌とからだの健康、次世代の健康、そして持続可能な地球環境のために、この辞典が役立てばうれしい限りです。
日本オーガニックコスメ協会
素肌と体の健康のために、食事はオーガニックやナチュラルにこだわっていても、化粧品となると、合成成分が配合された化粧品やシャンプーを使っている人が多いのが現状です。
何故でしょうか?
それは化粧品の全成分を見ても、難解な化学成分名がずらりと並んでいて、それらがいったい何から作られているのかがわからないからです。
そのためほとんどの方が化粧品は、デザインやうたい文句で選んでおり、本当の中身をよく知らないまま、何年も使うこととなります。
しかし現代の化粧品には、実に数多くの合成成分が使われています。それらの合成成分は、乾燥肌やシミ、くすみ、敏感肌など、様々な素肌トラブルの原因となっています。
そのように化粧品の合成成分の害が表れるのは素肌だけではありません。化粧品の合成成分は、「経皮毒」となることも多いので、体にも影響を及ぼしています。体内に蓄積した合成成分は、アレルギーや免疫力の低下の原因となります。
この講座は、天然100%、本当に安心安全なオーガニックコスメを選べる力をつけるためのものです。
そのために、化学者、化粧品製造会社の開発者、化粧品原料会社、皮膚科医、生物学の教授など、オーガニックな視点を持つさまざまな分野の専門家が協力して、化粧品とその成分、歴史、製造方法など、誰もが理解できるように教材を作りました。
さらに現在、世界にさまざまなオーガニックコスメ認証マークがありますが、それらの基準の違いなどについても学ぶことができます。
化粧品の中身を知って、本当に安心安全な製品を選べる力をつけることは、健やかな生活と長い人生において、いつまでも美しく健康な素肌を保ち、そして体を守るために必要なことです。
また本当に安心安全な化粧品を選べる知識は、自身だけではなく、家族や周囲の人々の、素肌と健康を守るためにも必要なことです。
現在、コスメショップやサロンで働いている方々にとって、お客様にオーガニックコスメの正しい情報を伝えていくことは、揺るがない信頼を築くことにもつながります。
また新たにオーガニックコスメブランドを立ち上げたいと考える方や会社も増えていますが、そんなときにも講座で得た知識は役立ちます。本当に安心安全なオーガニックコスメを作るためにどんな乳化剤や防腐剤などを使用すればいいのかなどの詳細を学ぶことができるからです。
「日本オーガニックコスメ協会」は、「JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座」を通じて、真に安心安全なオーガニックコスメのさらなる普及を目指しています。真に安心安全な化粧品を選べる人、そして作る人が増えることは、素肌の健康と、そして地球環境を守ることにもつながります。
» JOCAオーガニックコスメ・アドバイザー講座の詳細はこちら
JOCAマーク
天然成分100%のオーガニックコスメを選べるように
「日本オーガニックコスメ協会」が作りました。
「成分はわからないけれど、本物のオーガニックコスメを使いたい」。
そう考える方は、ぜひJOCAマークを目印にして、化粧品を選んでください。
JOCAマークは、「日本オーガニックコスメ協会」によって厳格な審査をし、その製品が天然成分100%であることを保証するものです。
最近は、オーガニックコスメに人気が出ているため、いろいろなメーカーがオーガニックを売りにした商品を販売しています。
でも全成分をよく見てみると、数多くの合成成分が使われていて、これがオーガニックコスメ? と疑問をもたざるを得ない製品があふれています。
あいまいなオーガニックコスメが蔓延している現状にあって、「ヨーロッパの認証マークがついているオーガニックコスメなら信用できるのでは?」。
当然ながらそんな意見が出てくるわけですが、残念ながらヨーロッパの認証マーク基準も天然成分100%というわけではありません。
現在、ヨーロッパのコスメ認証基準では、「安息香酸Na」や「ソルビン酸K」など、石油由来の合成防腐剤も「使用可」になっており、決して完全に合成成分フリーというわけではありません。さらに気になることは、これらの合成防腐剤は、以前に日本でアレルギー性が指摘された「102種類の旧表示指定成分」に入っていたことです。
配合目的 | 成分名 | 原料 |
---|---|---|
合成界面活性剤 | コカミドプロピルベタイン アルキルアンホアセテート/ジアセテート アルキルグルコシドカルボン酸 |
石油+植物 石油+植物 石油+植物 |
防腐剤&殺菌剤(旧表示指定成分) | 安息香酸およびその塩類 ソルビン酸およびその塩類 サリチル酸およびその塩類 デヒドロ酢酸およびその塩類 ベンジルアルコール |
石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) |
エモリエント剤 | 炭酸ジカプリリル ラウリル酸ヘキシル |
石油+植物 石油+植物 |
増粘剤 | カルボキシメチルセルロース(セルロースガム) | 石油+植物 |
帯電防止剤、増粘剤 | グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド | 石油 |
帯電防止剤 | ジステアロイルエチルジモニウムクロリド | 石油+植物 |
キレート剤 | グルタミン酸ニ酢酸四ナトリウム | 石油+植物 |
(注)この表に記載されている(表示指定成分)とは、日本の旧厚生省が、アレルギー性があるという理由で、容器への表示義務を定めた102種類の化粧品成分です。
2011年、「日本オーガニックコスメ協会」は、国際会議に参加した際、ヨーロッパのオーガニックコスメ基準が天然成分100%ではないことを知りました。その基準は、石油由来の合成成分を2%使用することができるというものでした。しかし石油由来の合成成分は、人体と環境を汚染する懸念があります。
今後、ヨーロッパ発のコスメ認証基準が世界中に大きな影響を及ぼすことが予想されたので、「日本オーガニックコスメ協会」は、より厳しいコスメ基準を作ることが必要と考えました。
そして2015年、天然成分100%をベースにしたJOCA基準とJOCAマークを作りました。
現在、JOCAマークを取得している製品を作っているメーカーは41社。年々、新たな申請メーカーが増え続けています。そのように、天然100%でオーガニックコスメを作り、市場で販売することは現実的に可能なのです。とくに日本では、天然成分100%のオーガニックコスメの製造技術が世界的にも進んでいます。
今後、「日本オーガニックコスメ協会」は、ヨーロッパのコスメ認証基準よりも厳しい、天然成分100%のオーガニックコスメ基準を、日本から世界に向けて積極的に発信していく活動に力を入れていきます。
その活動によって、日本のオーガニックコスメの素晴らしさをより広くアピールできるとともに、人の健康とそして地球環境を守る上でも大きく貢献できると考えています。
日本オーガニックコスメ協会
出版社 BABジャパン 定価 1780円(税込)
JOCAの講座を受講した方が、その後、どんな活動をしているのかとよく気になります。
セルフビルドの母屋
オーガニックサロンをオープンしたり、コスメ相談セミナーを開催したり、オーガニックコスメショップで働いていたりと、様々な人がいます。
先日、受講された方の一人から「本を出版しました」と言うお知らせが届きました。
自然への愛があふれた、とても素敵な本だったので、「日本オーガニックコスメ協会」のサイトで紹介させて頂くことにしました。
森の中のコンサート「妖精舞踏音楽会」
八ヶ岳の自然豊かな里山に住む水町三穂さん。森の暮らしの中で得たインスピレーションを活かしながら、音楽活動や石けん作りを楽しむクリエーターです。
三穂さんは、2018年に、「日本オーガニックコスメ協会」認定の「JOCAオーガニックコスメ・セラピスト資格」を取得しました。だからこそ手作り石けんも徹底してナチュラル素材にこだわっています。
ピンククレイ入りのマカロンソープ
この本には、木、鳥、虫のおしゃべり、花や人々の笑い声、季節ごとに移りゆく野草、美しい朝日や星空、そんなふうに豊かな自然とともに生き、そして作る喜びがあふれています。
昨今は、自然の中の暮らしに憧れる人が増えていますが、そんな人にぜひ手にとって頂きたい本です。
傍にあるだけで、何故か心までがほっと温かくなる一冊です。
単行本「アート手ごねせっけんと森の暮らし」には、自然からの贈り物と創作が詰まった写真がいっぱい! 他にもたくさんのわくわくする写真が掲載されています。
日本オーガニックコスメ協会 水上洋子
春の森の散歩道
愛らしいフラワーソープ
薔薇の花の石けん
自家栽培ハーブのオリジナルティーブレンド
15:00~15:30 |
|
15:30~16:30 |
|
16:30~17:00 |
|
2007年設立以来、「日本オーガニックコスメ協会」(一般社団法人)は、安心安全なオーガニックコスメを普及する活動を続けてきました。
「日本オーガニックコスメ協会」が定めたJOCA基準は、世界のコスメ認証基準と比較しても最も厳しいもので、天然成分100%であることがベースになっています。
「日本オーガニックコスメ協会」が、そのように厳しいJOCA基準を定めるにいたるには、次の経緯があります。
2011年、ヨーロッパのコスメ認証団体が国際会議でコスメ認証基準を発表しましたが、その会議に「日本オーガニックコスメ協会」も参加しました。その基準では、いくつかの石油由来合成成分の使用が認められていたことに「日本オーガニックコスメ協会」は疑問を抱きました。とくに気になったのは、日本の旧厚生省がアレルギー性を認めた「102種類の表示指定成分」に入る合成防腐剤の「安息香酸Na」、「ソルビン酸K」なども「使用可」だったことです。
「日本オーガニックコスメ協会」は、オーガニックコスメに対する消費者の信頼を維持するために、より厳しい、一切の合成成分の使用を認めないコスメ認証基準も必要と考え、2015年、独自で、JOCAコスメ基準を定め、JOCAマークを作りました。
天然成分100%という基準はたんなる理想ではありません。日本のコスメ製造技術の現状を踏まえたものであり、そのような製造技術こそ世界に普及する価値があると考えたことが根拠になっています。
天然成分100%でコスメを仕上げる技術は、日本が世界に先駆けて達成している製造技術です。同時にその製造技術は、消費者の健康に貢献するだけではなく、地球環境保全にも役立つものです。SDGsでも掲げられている地球環境保全は、21世紀の重要なテーマです。
近年、UVクリームがサンゴ礁にダメージを与えていることは、世界的に問題となっていますが、化粧品の合成成分もまた環境汚染となることを示しています。今後、天然成分100%のオーガニックコスメは環境を守るうえでもぜひとも必要なものなのです。
現在、JOCAマーク取得メーカーは40社です。
天然成分100%のJOCAマーク取得製品は、世界的に見ても高い日本の製造技術に支えられた、真のオーガニックコスメです。今、JOCAマーク取得製品は、東急プラザ銀座、代官山「スタイルテーブル」、コスメキッチン、イオンモール、各生協などで販売され、こだわり派に支持され続けています。
JOCAマークを取得した各商品は、» 日本オーガニックコスメ協会のサイトで公表しています。
「日本オーガニックコスメ協会」は、JOCAマーク取得を希望するメーカーのために、このオンライン・セミナーを企画しました。
残念ながらオーガニックコスメと称していても、数多くの合成成分が配合されている現状があります。そんな今だからこそ、「日本オーガニックコスメ協会」は消費者に本当に信頼され、長く愛される真のオーガニックコスメ作りをするメーカーが増え、あいまいなオーガニックコスメとの差別化をはかってほしいと考え、このセミナーを開催することにしました。
JOCAマークは、天然成分100%を保証するものであり、真のオーガニックコスメの目印であり、消費者に真の安心安全を届けるものです。
※セミナーは終了いたしました。
「発見! アロマ&ハーブEXPO」では、セラピー、ハーブ、化粧品など、様々な講座が開催されます。
12月18日、日本オーガニックコスメ協会の水上洋子は、「発見! アロマ&ハーブEXPO」にてセミナーをします。
テーマは、「オーガニック・サロンのためのコスメ選び」です。
昨今は、オーガニックにこだわったオイルや精油、コスメを使うサロンが増えてきています。
オーガニック・サロンにとって重要なことは、真のオーガニック素材やコスメ選びです。
合成成分が混じったトリートメントは、肌の健康だけではなく、体にとっても「経皮毒」のリスクがあります。
このセミナーでは、信頼されるオーガニック・サロンになるために、真のオーガニックコスメの選び方、おすすめのオーガニックコスメブランド、天然成分と合成成分の見分け方などについて話します。参加者には冊子「本当に価値あるオーガニックコスメとは」を提供します。
テーマ オーガニック・サロンのためのコスメ選び
日時 12月18日(土) 17:00~18:00
場所 東京都立産業貿易センター台東館(東京都台東区花川戸2-6-5)
主催 セラピスト編集部
現代を生きる人たちの体には、様々な経路から化学物質が入り込んできます。
農薬・化学肥料、食品添加物を使った食材、車の排気ガス、さらに化粧品に含まれる合成成分などなど。
スイスのチューリッヒ州立研究所は、長年、石油由来物質がいかに現代の人々の体を汚染しているかについて調査してきました。
「多くの人々の肝臓、脾臓、リンパ節を検査してきましたが、石油由来の化学物質が驚くような量で蓄積していることは珍しくはありません」。
「そのように体内を汚染している石油由来の化学物質は、食品、化粧品、環境中からもたらされたわけで、当然ながら皮膚もまた侵入源になっているはずです」と報告しています。
その報告は、現代化粧品の主原料として使われている石油由来物質は、深刻な問題を起こしていることを示唆しています。
現代生活において化学物質を完全に避けることは難しいかもしれませんが、今日、何を食べるかだけではなく、どんな化粧品を使うのかという選択次第で、体内に入ってくる化学物質を減らすことは可能です。そうすることによって、アレルギーや病気が深刻なものになることを避けることができ、美しく健やかな人生へと導かれることでしょう。
真のオーガニックコスメとは、伝統的な美容植物の力が活かされた、天然成分100%のオーガニックコスメです。
何故、天然成分100%であることにこだわるのかというと、美容植物は、合成成分が入り混じっていれば、本来の力を発揮することができないからです。
オーガニック植物は、農薬を使用した農産物よりも、はるかに豊富なポリフェノールなどの抗酸化成分を含んでいるため、食べ物としても価値あるものですが、化粧品の原料にとってもまた価値あるものです。さらに有機農産物は、土壌や水を汚染から守ってくれます。
本当に安心安全な化粧品を選べる知識は、自身や家族の、素肌と健康を守るために必要なものです。その知識は、生活全体をオーガニックライフへと導き、地球環境を守ること、SDGsの実現にもつながっていきます。
食事はオーガニックやナチュラルにこだわっている人であっても、化粧品となると、合成成分が配合された化粧品やシャンプーを使っている人が多いのが現状です。それは化粧品の全成分を見ても何から作られているのかがわからないからです。
現代の化粧品には、数多くの合成成分が使われています。それらは素肌トラブルの原因になるだけではなく、「経皮毒」となって体内汚染を引き起こす可能性が高いものです。体内に蓄積した合成成分は、アレルギーや免疫力の低下、さらに深刻な場合は、様々な種類のガンを誘発します。
残念ながらナチュラル化粧品やオーガニックコスメと称していても、数多くの合成成分が配合されています。たとえヨーロッパのオーガニックコスメ認証マークを取得した製品であっても、完全に合成成分フリーではありません。その基準では、いくつかの合成防腐剤や合成界面活性剤などが「使用可」とされているからです。
配合目的 | 成分名 | 原料 |
---|---|---|
合成界面活性剤 | コカミドプロピルベタイン アルキルアンホアセテート/ジアセテート アルキルグルコシドカルボン酸 |
石油+植物 石油+植物 石油+植物 |
防腐剤&殺菌剤(旧表示指定成分) | 安息香酸およびその塩類 ソルビン酸およびその塩類 サリチル酸およびその塩類 デヒドロ酢酸およびその塩類 ベンジルアルコール |
石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) 石油(表示指定成分) |
エモリエント剤 | 炭酸ジカプリリル ラウリル酸ヘキシル |
石油+植物 石油+植物 |
増粘剤 | カルボキシメチルセルロース(セルロースガム) | 石油+植物 |
帯電防止剤、増粘剤 | グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド | 石油 |
帯電防止剤 | ジステアロイルエチルジモニウムクロリド | 石油+植物 |
キレート剤 | グルタミン酸ニ酢酸四ナトリウム | 石油+植物 |
(注)この表に記載されている(表示指定成分)とは、日本の旧厚生省が、アレルギー性があるという理由で、容器への表示義務を定めた102種類の化粧品成分です。
「日本オーガニックコスメ協会」はより厳しい基準を作る必要があると考え、2015年、天然成分100%のオーガニックコスメ基準を作りました。
この講座は、天然100%のオーガニックコスメを選べる力をつけるためのものです。そのために、化学者、化粧品製造会社の開発者、化粧品原料会社、皮膚科医、生物学の教授など、オーガニックな視点を持つさまざまな分野の専門家が協力して、化粧品とその成分、歴史、製造方法など、誰もが理解できるように教材を作りました。化粧品の中身を知って、本当に安心安全な製品を選べる人を増やすこと、真のオーガニックコスメの普及を目的としています。